「ネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デー」(11月の第1木曜日)

世界各国で多くの子どもや青少年が、ネットいじめを含む学校での暴力といじめに直面しており、その結果、彼らの健康、ウェルビーイング及び教育に影響を及ぼしています。

ユネスコ加盟国は、学校に関連したあらゆる形の暴力は子どもや青少年の教育を受ける権利や健康とウェルビーイングを侵害するものであると認識し、11月の第1木曜日ネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デー」に制定しました。ユネスコ本部は、ユネスコ加盟国、国連のパートナー及び関連する国際機関や地域機関、さらにはNGO、個人やその他のステークホルダーを含む市民社会にこの国際デーを周知し、記念し、促進することを求めています。

ネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デーは、学習者、保護者、教育コミュニティのメンバーや教育当局、ハイテク業界を含む幅広いセクターやパートナーに、あらゆる形の暴力を防止し、子どもや青少年の健康、ウェルビーイング及び学習に関し、非常に重要である安全な学習環境を育むよう、呼びかけます。

2023年のイベント
本年のネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デーは11月2日です。No place for fear: Ending school violence for better mental health and learningをテーマに、学校における暴力がメンタルヘルスと強く結びついていることに焦点を当てます。

学習者のメンタルヘルスやウェルビーイングに関する世界的な関心は、特にコロナ禍後、そしてコロナ禍が学習者に与えた破滅的な影響を受け、高まり続けています。学校は、学習者や教師たちにとって安全で学習を遂行しやすい環境であるべきですが、実際には多くの場合、暴力やいじめがすべての人に影響を与える場となっています。

メンタルヘルスと暴力の強い結びつきは憂慮すべきものです。学校における暴力やいじめ、差別の経験がメンタルヘルスと学習に影響を与える一方で、安全で安心できる環境は精神衛生と学習成果により良い影響をもたらします。私たちは、学習者が安全で安心できる環境で学習し、生き生きと過ごせる場にするために、学校における暴力をなくし、メンタルヘルスを推進しなければなりません。

 

ユネスコスクールの国際指針では、年に2回以上国際デーを記念することが加盟継続の条件とされています。「ネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デー」を取り上げ、本テーマでSDGs達成に向けた取組をしてみませんか?

ユネスコHP「ネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デー」(英):https://en.unesco.org/commemorations/dayagainstschoolviolenceandbullying

ユネスコHP「国際デー」一覧(英):https://www.unesco.org/en/days 

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