「世界環境デー」(6/5)を記念して

6月5日は「世界環境デー」です。国連は環境の保護と衛生が世界中の人々の幸福と経済発展に影響を与える主要な課題であるとし、この国際デーを定めました。世界環境デーで、環境保護への関心と理解を深めるだけでなく、環境保護に向けた積極的な取組を推進することを目的としています。

1972年、環境に関する初めての大規模な会議である国連人間環境会議(通称ストックホルム会議)が開催され、これが国際的な環境政治学の発展の転機となりました。その結果、同会議が開催された6月5日が、同年12月の国連総会で世界環境デーと定められたのです。

ユネスコは、持続可能な方法で天然資源を管理する政策決定者を支持し、生態系、生物圏保護区、能力開発、科学的評価や政策概要の策定などの分野での先駆的な活動を通して生態学を発展させてきました。また、地域コミュニティや先住民の持つ知識やノウハウ、慣習を活用することで、誰もが環境に関する意思決定に参画できるよう促しています。ユネスコの生物圏保護区の世界的なネットワークは、科学、教育、参加型アプローチを通して自然生態系や生物多様性を保護する一方で、環境的に持続可能であり、かつ社会・文化的に適切な方法で革新的な経済発展を促進する方法を実証しています。

ユネスコスクールの国際指針では、年に2回以上国際デーを記念することが加盟継続の条件とされています。折りしも、奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界自然遺産に登録される見通しとなりました。「世界環境デー」を記念して、エネルギーや気候変動対策、海や陸の豊かさを守るといったSDGsの目標達成に向けた取組をしてみませんか?

ユネスコHP「世界環境デー」(英):https://en.unesco.org/commemorations/environmentday
ユネスコスクールHP(英)「国際デー」:https://aspnet.unesco.org/en-us/international-days