• みなとみらいほんちょうしょうがっこう
  • 横浜市立みなとみらい本町小学校

  • Yokohama Municipal Minato Mirai Honcho Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 貧困

所在地 〒220-0011 横浜市西区高島1-2-3
電話番号 045-451-1515
ホームページ https://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/es/minatomiraihoncho/
加盟年 2022

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康, 食育, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は開校当初からESDを軸とした学習活動を行ってきている。毎年、全学級が子どもたち自身で課題を発見し、ESDに関わるテーマを設定している。また、社会地域とつながり課題を解決していくというサイクルで年間を通しプロジェクト学習を行っている。年々積み重ねていくことが「持続可能な開発及び持続可能なライフスタイル」につながり、子どもたちの未来を担う力を養っていけると考えている。

開校7年目となる今年度は、ユネスコスクールとして、さらなるグローバル教育の推進を充実させていった。各学級の取組とは別に、モンゴルやインドネシアの学校とSDGsの達成をテーマに交流を行ったり、委員会によるユニセフ活動、また、「服のちから プロジェクト」など世界に目を向け自分たちが取り組めることを発信していった。

また、ユネスコもタイアップしている世界一周ヨットレース「ヴァンデグローブ」が今年開催された。本校では、日本から参加している白石康次郎さんを応援するとともに、洋上の白石さんと交信することで、レースを通して世界の海がつながっていること、その環境の大切さについて関心をもつことができた。

【今年度の代表的な取組】

5年生(総合)

「みんな集まれ!アダプテッドスポーツ」

自分たちのまちはどんなまちだろう、地域の人たちはどう思っているのだろうと、まち調査や、インタビュー活動を行った。その結果、もっとたくさんのつながりあるまちを目指したいという思いをもった。楽しくつながるために何ができるだろうと考え、アダプテッドスポーツに出会った。アダプテッドスポーツとは、年齢性別障害関係なくできるという視点でルールや用具を工夫することである。本校の卒業生であり、高島中央公園秋祭りの実行委員でもある方と相談して、秋祭りに参加し、アダプテッドスポーツを通して、地域の方たちのつながりを深めた。

4年生(総合)

「ウランバートルとの交流」

まちのポイ捨て、ゴミの問題の解決のために総合的な学習の時間が始まった。ポイ捨ての原因や自分たちにできることについて話し合いを通して、ポイ捨てする人の意識を少しでも変えていけるように、アップサイクルゴミ箱を製作することになった。メタバース空間を活用したモンゴルのウランバートル第23学校との交流では、海外でのゴミの問題の実情やその解決方法について、また自分たちのゴミ箱づくりについてなど様々な意見交換を行った。ゴミ箱づくりを通してメッセージを発信したい、発信方法をいろいろ考える必要があるなど、自分たちの活動を改めて考えていた。

学校全体での取り組み

「CSEの視点を取り入れた教育」

CSE(包括的セクシュアル教育)とは、従来の性や生殖などにとどまらず、ジェンダー平等や性の多様性なども含めた人間関係、幸福などを含んだ人権尊重を基本とした包括的な性教育である。ユネスコが中心となり提示し、世界の性教育の指針ともなっている。SDGsとの関連も深く、本校でもCSEに取り組めないかと、まずは職員研修から始めた。研修では、ユネスコの提案するCSEについて東海大学教授の小貫先生からご教授いただいた。世界の性教育事情と日本の性教育の比較や、我々教職員が幼少期に家庭や学校で性についてどのように学んだかをワークを通して振り返り、日本における性教育の立ち位置を知った。2回目の研修では、「性と文化」プロジェクトのメンバーであり、性的マイノリティの当事者でもある大学院生の齊藤さんによるワークを体験。「生理」について初めて教わったときの自身のマインドや、本校の児童の実態や事例から教職員の関わり、学校での対応など身近な性の指導について振り返り、新たな視点からの共有の機会にもなった。齊藤さんには学校保健委員会にも参加していただき、子どもたちと一緒にジェンダーについてもワークを行った。

【2024年度 各学級の活動】

【提出】R6 活動内容(PDF)

来年度の活動計画

これまでの活動同様、ESDを推進していくとともに、海外との交流や多文化共生の視点を広げていけるようなプログラムを展開していきたい。海外との交流では、交流する国の数が増えてきたことにより、さらなる国際理解や、グローバル人材の育成につながったと感じる。今後も交流を続けるとともに、国の文化を理解し合い、多様な人たちと自然と関わることができる児童を育成していきたい。また、CSEの視点を教職員がもつことで、実際に子どもたちへどのような活動が必要なのかを考えていきたい。ユネスコスクールとして、ジェンダーや、差別、平等、人権といった部分により焦点をあてて、活動を考えていきたいと思う。

過去の活動報告