2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康

5月 ESD講演会(地域おこし協力隊の仕事)
7月 西日本豪雨災害被災地支援活動

9月 被災地支援チーム結成(6チーム)

10月 真備っ子ふれあい祭り
11月 岡山県ユネスコスクール高校実践交流会

   全国ユース環境活動発表会
   大名行列スタッフ
12月 ゴミゼロ宣言の町徳島県上勝町視察

   備中聞き書き発表会
   山ノ上干し柿祭り・雲の上カフェ
1月 ジブンゴト学会

2月 本陣マラソンスタッフ

3月 YAKOアワード

 本校では年間を通じてESD的な要素の強い校内での「授業」や「行事」に加え、校外で行われている「フォーラム」や「コンテスト」への参加も積極的になされている。
 授業で言えば、毎週木曜日の午後に町の施設の仕事のお手伝いをしに行く「やかげ学」や、地元商店街とのコラボレーションで新たな名物を生み出す「商品開発」、社会課題を解決するための提案を行う「学生コンテスト・チャレンジ」などがある。学校独自の行事としても「ESD講演会」や「YAKOアワード」など全校生徒のESD学習の機会を設けており、より深い学びを求める生徒に対しては「先進地域視察」や「地元祭りの企画運営」など現場で学びを体験できる機会も用意している。そうした活動の成果は、秋に開かれる「岡山県ユネスコスクール高校実践交流会」という県内10校のユネスコスクール高校同士の意見交換会の中で発表し、参加者からの様々なアドバイスをもらいながら来年度の活動へとつなげている。
 またH30年度は、本校の位置する岡山県小田郡矢掛町に7月の西日本豪雨が直撃し、全校生徒の1/4が被災するという事態に見舞われた。隣町の倉敷市真備町に暮らす生徒の多くは家を失い、本校から遠くに離れた地域での仮住まいを余儀なくされた者も多く出た。2学期になると、そうした被災生徒や被災地域に役立てることはないかを考え始める動きも出てき、ユネスコスクール間での協力やNPOなどとの連携により地域に密着した取り組みが実現したのも今年度の特徴といってもよいだろう。

来年度の活動計画

5月 ESD講演会
7月 白石島ESDプログラム
11月 岡山県ユネスコスクール高校実践交流会(事務局)
大名行列スタッフ
12月 備中聞き書き発表会
山ノ上干し柿祭り・雲の上カフェ
1月 ジブンゴト学会
2月 本陣マラソンスタッフ
3月 YAKOアワード

基本的にはH30年度と同じようなスケジュールでESD活動を行う予定である。ただH31年度の活動で今年と大きく違うのは、11月のユネスコスクール高校実践交流会において、10校ある県内のユネスコスクールで一年ごとに交代で持ちまわっている「とりまとめ役」(事務局)がこの年に回ってくることである。しかもH31年度は次の年のオリンピックに向けて、国際交流を盛んにしようという計画があり、岡山市と友好都市提携をしているブルガリアのユネスコスクール生徒をお招きし、国際フォーラムのようなものを開催する予定となっている。その企画運営などを本校が行う予定で、例年以上の他校との連携や協力体制が必要となってくるだろう。