2018年度活動報告
本年度の活動内容
エネルギー, 環境, 国際理解, 福祉, 世界遺産・地域の文化財等, 健康
本校は,「自ら学び,心豊かにたくましく生きるともに,夢をもち,ふるさとを愛する子どもの育成」を学校教育目標として,「ふるさと矢掛を誇れる学校」をめざしている。ふるさと矢掛の文化,社会,環境等の様々な課題を自らの問題として捉え,解決していく活動を通して,自律心、判断力、責任感などの人間性を育成するとともに,人との関わり,つながりを大切にしながら,ふるさとを愛する心情・態度の育成も目標としている。
具体的な活動としては,①生活科・総合的な学習の時間等における活動,②ESDパスポートの取組,③やかげ学,④「学びのポイントラリー」への参加が挙げられる。
① 生活科・総合的な学習の時間等における活動
◇2年生…〇県立矢掛高校(ユネスコスクール)の協力を得て,3名の講師を招き,地域の川の生き物探しの活動を行った。
◇3年生…〇地域の活動「見つけよう,矢掛のじまん!」において,地域でとれる農産物(なし,大豆,サツマイモ等)や伝統的な名物(和菓子,みそ等)の体験活動を行った。
◇4年生…〇社会福祉協議会の方や地域の支援ボランティアの方を迎えて手話や点字,要約筆記の活動や福祉ボランティアの体験活動(車いす体験)を行った。
◇5年生…〇地域の漁協の方を招き,美山川の環境問題についての話を聞き,地域の自然を守るためにできる取組を行った。
◇6年生…〇ふるさと矢掛を愛し,地域を大切にしようとする気持ちをもつとともに,地域の方と進んで触れ合うことができるように,地域の歴史や文化を調べる活動を行った。3学期に矢掛本陣や脇本陣などに代表される,宿場町矢掛の町並みのよさを「子ども観光ボランティア」として他地域から来られた人に紹介する活動を行う。
② ESDパスポートの取り組み
○各学年の取り組みや全校での取組を生かして,地域に貢献した活動をESDパスポートとして記録に残し,地域に貢献していこうとする人材の育成に努めている。(小学校・中学校連携した活動)。
③ やかげ学
○週に1回(木曜日),矢掛高校の生徒が来校し,学習支援や奉仕活動などを実施することを通して,本校児童と交流している。(全学年)
④ 「学びのポイントラリー」への参加
○矢掛町で行われている「学びのポイントラリー」の事業やイベントに進んで参加している。公民館行事等,身近な自然に親しんだり,地域の方と交流したりする講座等に参加することは,より地域のことを学ぶ機会となっている。(全学年)
来年度の活動計画
教育課程に位置づけているため,平成30年度と大きな変更はない。
具体的な活動としては,
①生活科・総合的な学習の時間等における活動
②ESDパスポートの取組
③やかげ学
④「学びのポイントラリー」への参加
を予定している。
課題の持たせ方,課題追究の仕方,発信の仕方等を工夫し,児童がさらに主体的な態度で活動に取り組めるようにする。