2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解

『人間形成は幼児教育より』の教育理念のもとに、「真心の人」を目指し、毎日を「楽しく遊び」「豊かに学ぶ」教育を本年度においても実践した。コロナ禍にあり、思うような教育活動が出来なかったが、休園中であっても、人間として豊かな情操・力強く生きる力が身につけられるよう、教職員で工夫を凝らした教育活動を行った。具体的には、動画配信によるオンライン授業を展開し、季節にあわせた創作活動(鯉のぼり、あじさい、七夕など)を行なった。事前に各家庭に配布した教材を用いながら、教職員が独自に撮影・製作した動画を親子で見ながら創作するという活動である。慣れない動画製作に大変に苦労をしたが、ステイホーム期間を親子で楽しく過ごす機会を提供することができたと考えている。誕生日を迎える子供へのインタビュー動画と手洗いの励行を教職員にによる歌と踊りで配信したのも好評であった。授業再開後には、未就園児保護者を対象とした「子育て悩み相談」や「慣らし保育」も行なった。地域で催された文化祭では、子供達が製作した絵や作品を展示出品し、高い評価を得た。園で設定をした『ユネスコチャレンジプログラム』に従って、清掃ボランティア活動として、園庭および園舎周辺のイチョウの落ち葉を、子供と教職員が協働で行なった。本年度も公益財団法人三菱UFJ環境財団主催の「みどりの絵コンクール」に年長クラス全体で参加し、入選を果たすことができた。

来年度の活動計画

コロナ禍にあって、実施ができなかった『ユネスコチャレンジプログラム』の見直しを行ない、教職員・園児・保護者が積極的にESD活動に参加できるようにしていきたい。新たに日本の伝統文化に親しむことを目的とする、日本文化理解の項目を取り入れることを考えている。また、系列校において、ユネスコスクールの認証を受け、積極的な取り組みを行なっている市原中央高等学校との協働の機会を増やしていく予定である。高校生との交流の機会を増やすことで、これまでと異なる視点から園児一人ひとりに「気づき」を与えることを目指している。