2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 健康, 食育

本年度も、『人間形成は幼児教育より』の教育理念のもとに、「真心の人」を目指し、毎日を「楽しく遊び」「豊かに学ぶ」教育に取り組んだ。コロナ禍にあり、予定していた活動のすべてを実施することはできなかったが、子供達の体調に配慮し、感染予防をしっかりと行いながら、教職員が一丸となって教育活動に取り組んだ。清和大学附属幼稚園として、併設校や地域の方々との交流の機会を多く持つことができたのは、大きな成果であったと言える。特に、清和大学短期大学部の学生による交流体験学習や、木更津総合高校吹奏楽部及び同校硬式野球部との交流会が印象深い。ホールいっぱいに響き渡る力の入った吹奏楽部の演奏に、驚きと感動の表情を見せる子供たち。甲子園で活躍する高校球児との楽しい時間。どちらも子供たちにとって、貴重な思い出になったと思われる。さらに、市原中央高校インターアクトクラブの生徒からの呼びかけで、ユニクロの「服のチカラプロジェクト」に参加し、たくさんの保護者から使用済み子供服の提供を受けることができた。昨年度より開始した未就園児教室では、未就園児に対して在園児が練習したお遊戯を発表したり、手作りのおもちゃをプレゼントするなどのイベントを開催し、大変に好評であった。本年度も公益財団法人三菱UFJ環境財団主催の「みどりの絵コンクール」に年長クラス73名が自然をテーマとした作品で出展し、入賞を果たすことができた。本園で設定している『ユネスコチャレンジプログラム』に基づいて、外国人講師による英語学習体験や園庭や園舎周辺の落ち葉の清掃活動のほか、節電や節水にも園児と教職員が一緒になって、継続的に取り組むことができた。

 

来年度の活動計画

今後も、教職員・園児・保護者が一緒になって、ESD活動に取り組める工夫をしていきたい。本年度は併設校で、ユネスコスクールとして生徒主体で積極的な活動を行なっている、市原中央高等学校との協働の機会を持つことができた。コロナの感染状況が落ち着いた際には、子供たちの視野を広げることが期待できる国際交流イベントを再開したい。子供たち一人一人に「気づき」を与えることができる教育活動を目指したい。