2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 健康, 食育

『人間形成は幼児教育より』の教育理念のもとに、「真心の人」を目指し、毎日を「楽しく遊び」「豊かに学ぶ」教育に本年度も取り組んだ。コロナ禍にあり、計画していた活動のすべてを実施することは残念ながらできなかったが、感染予防対策をしっかりと取りながら、園児一人ひとりが豊かな情操・力強く生きる力を育むことができるよう、教職員が一丸となって工夫をしながら、教育活動に取り組んだ。特に、本年度は清和大学附属幼稚園として、併設校や地域との交流の機会を多く設けたことが大きな成果と言える。具体的には、清和大学短期大学部の学生による交流体験学習、木更津総合高校吹奏楽部による演奏会などがあげられる。また、交通安全指導員が来園しての交通安全教室、地域の方の協力により芋掘り会なども、園児を笑顔にする楽しい行事となった。さらに、未就園児に対して、在園児がお遊戯を披露したり、制作したおもちゃをプレゼントするなどのイベントも実施した。本園において、独自に設定をしている『ユネスコチャレンジプログラム』に従って、園庭および園舎周辺のイチョウの落ち葉の清掃活動にも園児と教職員が一緒に取り組んだ。また、本年度も公益財団法人三菱UFJ環境財団主催の「みどりの絵コンクール」に年長クラス全体で参加し、入選を果たすことができた。さらに、達成目標であった「日本の伝統文化に親しむこと」として、今後は豆まき大会などの実施を計画している。

来年度の活動計画

コロナ禍が続く状況であるが、今後も『ユネスコチャレンジプログラム』に沿って、教職員・園児・保護者が積極的にESD活動に参加ができるような工夫をしていきたい。本年度は併設校で、ユネスコスクールとして活発な活動を行なっている、市原中央高等学校との協働の機会を持つことができなかった。来年度は、制作活動や清掃活動などを高校生と協働で行いながら、園児一人ひとりに「気づき」の機会を与えたいと考えている。また、できれば様々な国の留学生などとの国際交流イベントを再開したい。異なる言語、文化・習慣を持つ海外の人との交流は、園児にとって視野を大きく広げるきっかけになると考えている。