2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

本校では、「未来をつくる~若小にできること」をキャッチフレーズとしてESD(持続可能な社会づくりの担い手を育む教育)を推進し、多様な人々と連携・協働して教育活動を行っている。
3年生は、本市の名産である梨を題材に、地域や身近な農業の仕事への理解を複合的に学習した。「生産者減少」の問題から、取材により農家の方の願いや思いを知り、自分たちにできることとして「ポスター」を作りに取り組んだ。一人一人が地域のためにできること「いなDGs」を宣言し活動の振り返ることができた。この学習を通して、根拠に基づき自分の考えを伝えるコミュニケーションを行う力を身に付けることができた。
4年生は、地球上に起きている様々な問題について調べ、課題がたくさんあることを知った。自分たちでできることを出し合い、チームで取り組めば続けられることがあると考え、節電、世界の最新の情報収集、花などの栽培、ごみ拾い活動等のプロジェクトチームを立ち上げ、学校生活で実践するようにした。その結果、プロジェクトチームの伝達が活発になった。チーム以外の仲間に向けて、たくさんのPRを行う姿が見られたことは成果の一つである。
5年生は、SDGsについて各項目を調べ、スライドにまとめて発表した。17のターゲットを実現するには、未来を見据えて行動することや、国や地域が一丸となって取り組んでいく必要があることを学んだ。自分自身で取り組むことができる実践を考え、まとめたことを児童同士で発表し合い、互いの調べたことや実践について学びを深めることができた。
6年生は、社会科の学習において、国語科での既習内容を活かしてまとめて発信した。活動過程で、児童は発言の根拠を総合的に考え、話し合いをする際は、全体の話し合いの前に、ペアや少人数での話し合いをし、児童同士で話し合う機会を多く設けた。児童は、友達と積極的なコミュニケーションをとりながら、多面的に深く考えることができるようになった。

来年度の活動計画

コロナ禍においては、保護者や地域の方々との関りをもつことが難しい状況ではあるが、工夫をしながら連携・協働できるよう、これまでの活動を振り返り、各学年の反省点・改善点及び成果をまとめて、来年度の計画を調整していく。
本校の教育課題の一番の柱は「思いやりの心を育てる」人権教育である。「他者と協力する態度」「コミュニケーションを行う力」「つながりを尊重する態度」の育成に重点的に取り組んでいく。各学年の学習計画を立案には「人権教育」を視点を常にあわせもちながら指導計画をつくっていく。