2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境

本校は,「有栖川を軸とした環境教育」を活動テーマとして,ESDを持続可能な地域環境保全活動と捉え,ESDの実践を通して,子どもたちが自主的に環境問題へ取り組む力の育成を目標としている。
具体的には,本校脇に流れる「有栖川に親しむ」「有栖川の環境を調べる」「有栖川の環境を守る」,さらに「ゴミの分別」を柱に,1・2年生の有栖川での川遊び,高学年の有栖川清掃,全校でのゴミの分別の実施を計画していたが,今年度も新型コロナウイルス感染防止のため,地域の「有栖川を守る会」の方を招いての川遊びや川の清掃が実施できなかった。各学年の授業を中心に,①有栖川など校区について探検しよう(1・2年生の生活科),②有栖川まもルンジャー(4年生総合),③ごみの分別(全校)に取り組んだ。

① 有栖川など校区について探検しよう
毎年,生活科で行っている学校探検の中に,有栖川沿いを探検するコースを設け,有栖川の自然について,児童が見つけたことを交流する活動を行った。互いに見つけたことや知っていることを交流することで,ありず側に対して関心を持つ児童が増え,保護者に聞くなど,さらに調べようとする姿が見られた。

② 有栖川まもルンジャー(4年生総合)
1・2年生の時に有栖川の川遊びを経験し,身近な環境を守りたいという視点から,今年度は総合的な学習の時間で有栖川の状態について調べたり,有栖川の環境を守るためにどのようなことができるか,半年かけて学習に取り組んだ。実際に有栖川に何度も足を運んで川のきれいさや生き物について調べたり,ゲストティーチャーとして有栖川を守る会の方を招き調べきれなかったことを教えてもらったりした。その中で京都市のエコライフチャレンジに取り組み,自らの生活が環境保護になるように変えていくことを考え,実践した。そこで考えた,有栖川の環境を守るための取組を,グループごとに内容に合う形式で保護者に向けて発表し,様々な意見をもらって交流した。また,校区自治会の40周年をお祝いする大きな絵に学習したことを表現した。

③ ゴミの分別(全校)
本校でも,「燃やすごみ・プラごみ・雑紙」の分別行い,分別への理解が少しずつ深まってきている。環境委員会が掃除の時間に分別の仕分けを手伝ったり,分別についての呼びかけをしたりして,ゴミを減らす活動を続けている。

来年度の活動計画

今年度も感染対策をした上での授業をしてきた経験から,昨年度より4年生の総合的な学習の時間を再編し,有栖川につい手の学習ができた。令和4年度は,① 有栖川での川遊び(1・2年生活科)② 有栖川まもルンジャ―(4年総合)③ 有栖川清掃(高学年)④ ゴミの分別(全学年)を行えるように計画していく。①と③は2年間実践できていないが,それぞれ地域や保護者とともに,出来る形での環境教育に取り組んでいく。