2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等

本校は、2009年にユネスコスクールに加盟して以来、地球規模の持続可能性に関わる問題を児童自らが自身の問題として捉え、身近なところから考えていく学習を総合的な学習の時間等をはじめとして、学校教育活動全体を通してESDとして取り組んできている。

本年度については、平和や人権、伝統文化などを柱に①平和に関する活動②聞き取り学習③「うえのワールドミュージアム」等の学習を帰国保護者会や地域人材等の協力も得ながら取り組んでいる。

・平和に関する活動
平和への願いを抱いて広島に修学旅行に行く6年生に全校児童が折った折り鶴を託し、平和記念公園に捧げた。6年生がグループに分かれて、世界の平和に関わる調べ学習を行い、1~5年生の各クラスで発表を行った。全校児童で平和について考える機会となった。

・聞き取り学習
帰国保護者をゲストティーチャーとして、2年生児童を対象とした聞き取り学習を実施した。各教室で、外国に実際に暮らされていた時の体験談や現地の学校の様子等のお話を聞いた。子どもたちは楽しくお話を聴きながら、外国の文化や生活についての理解を深めることができた。

・韓国の小学校との交流の取組み
11月13日に、6年生が韓国のソウル新龍山小学校の6年生と、ZOOMを使って交流を行った。お互いの学校紹介や質疑応答を英語で行った。住んでいる国がちがう子どもたちとの交流を通じて、多文化理解を深めることができた。

・ジェンダー教育講演会
11月30日(水)と12月21日(水)に、全学年対象にジェンダー教育講演会を行った。「ジェンダー平等を実現しようー自分らしく生きるとは?ー」をテーマに、ゲストティーチャーとして大森 誉(おおもり ほまれ)さんにお話をしていただいた。どの学年の子どもたちも、真剣にお話に耳を傾けている姿が見られた。「自分らしく生きるとはどういうことか」などについて自分事として考えることができた。

・「うえのワールドミュージアム」の取り組み
1月20日(金)~1月27日(金)まで「うえのワールドミュージアム」を開催した。「帰国してきた子どもたちの海外での生活を知ろう」「世界のいろいろな国の生活や文化を知ろう」をねらいとした取り組みである。帰国保護者会を中心に、世界の国の学習道具や遊び道具、日用品、衣類などその国の文化に関わる物品の展示を行った。また、今年度は国立民族学博物館ととよなか国際交流センターの貸出用の衣裳等の展示も行った。いろいろな国の展示品に興味・関心を持って見学している姿が見られ、異文化理解のためのよい機会となった。

来年度の活動計画

・平和に関する活動

・帰国保護者をゲストティーチャーとした聞き取り学習

・韓国の文化に親しむなど多文化共生に関する取り組み

・うえのワールドミュージアム開催(海外の生活・学用品・衣服の展示・海外についてのクイズ)

・各学年ESDにかかわるテーマ学習(伝統文化・国際理解・福祉・環境・食育・平和等)