2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

本校は、2009年にユネスコスクールに加盟して以来、地球規模の持続可能性に関わる問題を児童自らが自身の問題として捉え、身近なところから考えていく学習を総合的な学習の時間等をはじめとして、学校教育活動全体を通してESDとして取り組んできている。
本年度については、新型コロナウイルス感染症対策を優先したうえで、人権・平和・食育や伝統文化などを柱に①平和に関する活動②帰国保護者をゲストティーチャーとした聞き取り学習③「上野ワールドミュージアム」等の学習を帰国保護者会や地域人材等の協力も得ながら取り組んでいる。

・平和に関する活動

平和への願いを抱いて広島に修学旅行に行く6年生に全校児童が折った折り鶴を託し、平和記念公園に捧げた。6年生がグループに分かれて、世界の平和に関わる調べ学習を行い、そのまとめを下級生の各教室に出向いて発表した。6年生の学びが深まるとともに、全校児童で平和について考える機会となった。

・帰国保護者をゲストティーチャーとした聞き取り学習

帰国保護者をゲストティーチャーとして、2年生児童を対象とした聞き取り学習を実施した。各教室での授業で、外国に実際に暮らされていた時の体験談や現地の学校の様子等を、それぞれの帰国保護者が豊富な写真等を大型モニターに映しながらわかりやすくお話しくださった。子どもたちは楽しくお話を聴きながら、外国の文化や生活についての理解を深めることができた。

・「うえのワールドミュージアム」の取り組み

1月21(金)~1月28日(金)の期間中、帰国保護者の協力を得て、様々な国の民芸品や学用品、民族衣装や玩具などを一つの教室に集中展示し、それぞれの国の文化などを学ぶことを目的として実施した。全学年の子どもたちが、各国の生活や文化を知ることのできる貴重な学習の機会となった。

来年度の活動計画

・平和に関する活動
・ワールドミュージアム開催(海外の生活、学用品、衣服の展示。海外についてのクイズ)
・帰国保護者をゲストティーチャーとした聞き取り学習
・各学年ESDにかかわるテーマ学習(平和・人権・食育・伝統文化・環境等)