2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 健康, 食育

 本校は「豊かな自然と愛あふれる人のまち、津島未来計画」という活動テーマを掲げ、総合的な学習の時間を中心に取り組んでいる。現実社会のリアルな課題を環境・国際理解・食・人権・まちづくり(防災を含む)とし、その課題の解決策を地球的視野で考え、自分たちの身近なところから行動を起こす力を育成することを目標としている。具体的な活動内容は以下に示したとおりである。
 ①「環境学習」(第5学年)
  5年生は,地域の環境と自分たちの暮らしを見つめ直し、環境問題と自分たちのくらしのかかわりについて理解を深めた。主な活動として、地球温暖化防止のために二酸化炭素削減をめざし、緑のカーテン作りや環境団体の出前体験授業を通じて、課題意識をもつことができた。
 ②「国際理解教育(伝統文化伝承も含む)」(第1学年・第4学年・第6学年)
 1年生は,昔遊びに関心をもち、地域の老人クラブ・愛育委員・交通安全協議会等から、約60人の高齢者の方々が来校し、一緒に活動する中で、高齢者とふれ合い、交流を深めることができた。
  4年生は、タイの様子について講師より話を聞いたり、図書資料で外国の子ども達の生活や願い・文化の違いや共通点調べたりする活動を通して、文化は違っても、同じ地球に住む人であることを理解し、苦しい情勢にいる世界の子どもたちを助けるために、自分にできることを考えて活動することができた

6年生は,地球上で困っている人々のために、何ができるかを考えて、募金や古紙回収など、自分たちで活動し汗を流す体験を通して、地球上の様々な国や地域の人々暮らしに目を向け、国を超えた協力の大切さを考えることができた。
③「まちづくり(防災も含む)」(第2学年・第6学年)
 2年生は、郵便局や高齢者施設、公民館などとその周辺を探険することを通して、公共施設や福祉施設などの役割に気づき、くらしやすい町の仕組みや、そこで働く人々の喜びや苦労にも触れ、地域への関心を深めることができた。
6年生は、「八朔踊り保存会」の協力を得て、子どもたちが自ら踊りを受け継ぎ踊れるようになり、地域の練習会に意欲的に参加したり、夏祭りで披露したりした。自らが地域の伝統文化を受け継ごうとする子どもたちの前向きな姿が育った。
防災教育では、減災対策を実践する取り組みを行い、災害に備える取り組みをした。防災を意識した学区探険を行い、減災につながるよりよいまちづくりを意識することができた。
④「食育」(第3学年)
 3年生は、身近な食材である大豆や大豆食品を取り上げ、自分なりのテーマをもって追求していく中で、「食」に対する関心を高め、食生活の改善のために、自分ができることを考えて実践できるようにした。
⑤「人権学習」(第4学年・第6学年)
4年生は,車椅子体験や高齢者体験、盲導犬ユーザーの方のお話や身近なユニバーサルデザインを知ることを通して、障害のある方や高齢者の思いに目を向け、自分にできることを考えることができた。
6
生年は,地域の老人施設との交流を進めた。交流を継続的にもつことで、高齢者の思いを感じ取り、相手の立場にて関わることができた。

来年度の活動計画

 平成31年度も「豊かな自然と愛あふれる人のまち 津島未来計画」というテーマのもと、環境・国際理解・人権・まちづくり・食などの現実社会における生きた課題に興味・関心・課題意識をもって取り組むことができるように活動を計画していきたい。また、その中で、学び方の習得や問題を解決する力、自己の生き方を考える力の育成していきたいと考えている。31年度も各学年の総合的な学習の時間を中心に、本年度と同等の活動を以下のように計画している。

1年:人権(昔遊びをしよう) 2年:まちづくり(学区探検をしよう) 3年:食育(大豆の変身) 4年:国際理解・人権(みんなにやさしいまち 津島) 5年:環境(地球環境プロジェクト) 6年:まちづくり(守ろう命!防災プロジェクト)