2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, 食育

本校は、「世界にはばたく世界で活きる椿井っ子」を学校理念として、ESDを三本柱推進のツールと捉え、ESDの実践を通して言葉豊かに思いを伝え、学び合える力の育成を目標とした。
具体的には、キャリア教育、特別支援教育、国際理解教育を柱に、①起業体験推進事業に係わる活動、②いじめ防止デイに係わる活動を行った。
① 起業体験推進事業に係わる活動
第6学年の総合的な学習の時間、総合「なら」の時間では、地域の伝統文化や文化遺産をテーマに学習を進めた。第5学年より、奈良市産の大和茶について調べたり、実際に飲んだりする活動を行ってきた。本年度は、地域にある神社等を訪ね、お茶菓子の歴史について学んだり、同じ奈良市内の山間地校との交流をしたりした。その中で、大和茶に合うお菓子作りを企画し、商品化することにした。商品化にあたっては、地域の商店に協力をいただき、キャリア教育の視点からお話もいただき、商品化に関わる過程をサポートしていただいた。出来上がった、お菓子は、協力者もお招きし、実食会を行い、これまでの学習で学んできたことを発表した。
② いじめ防止デイに係わる教育
いじめ防止対策推進法が施行されてから、いじめ防止アンケートを行っている。いじめの早期発見を目的にすることとともに、積極的な生徒指導と呼ばれるいじめを起こさない集団作りに取り組んだ。サッカースクールバルサアカデミーのスペイン人コーチにお越しいただき、夢を持つことの大切さについて全校で話を聞いた。その後、第2学年と第6学年で実際にサッカーの指導を受けた。指導の中では、サッカーのスキルだけではなく、ルールを守ることや仲間を大切にすることを実際の活動を通して学んだ。その後、いじめ防止アンケートを行い、必要な対応を進めることにしている。

来年度の活動計画

平成31年度においても、「世界にはばたく世界で活きる椿井っ子」を学校理念として、ESDを三本柱推進のツールとして捉え、活動を進める。地域の伝統文化や文化遺産をテーマに学習を組み立ててきたが、来年度は、ぜひ、これまでの学習をもとに、大和茶やお菓子をテーマに進めたい。その際には、地域に根差した学習を土台に、さらに異なるお菓子の開発や販売や広報についても取組を進め、児童の達成感をもたせることのできるキャリア発達を促す学習を進めることとする。