2022年度活動報告

本年度の活動内容

本校は，伝統文化や歴史，豊かな自然に囲まれた環境の中に立地している。これらの地域素材を取り入れ，子供たちが友達と協力しながら調べる学習を展開していく中で，「追究する力」・「協力する力」・「進んでふれあう力」の力を身に着け，地域を大切にしていこうという態度を育んでいくために学習を展開してきた。ESD教育の視点は地球規模であるが，身近なところから取り組んでいくこと（「Think Globally Act Locally」）からまず始めることで，ESDにつなげていきたい。

各学年で取り扱う地域素材は，下記のとおりである。

１年…草花・野菜　　　　　　　　　　　４年…田植え踊り

２年…地域社会　　　　　　　　　　　　５年…ぽんぽこ米

３年…ブルーベリー，ハチミツ　　　　　６年…富谷の歴史・未来のまちづくり

各学年の具体的な取組は，下記の通りである。

【１年】アサガオやサツマイモや枝豆を育て，収穫への期待を話したり書くことができた。さらに，収穫した種を地域の方に配り，緑を増やす活動を行った。

【２年】自分が住む町の施設や店舗，そこで働く人々について調べまとめた。

【３年】養蜂の様子を観察したり，ミツバチに関する講話を聴いたりして，それらをまとめた。また，ブルーベリーの観察を定期的に行い，調べたことをまとめた。

【４年】田植え踊り保存会の皆様や学芸員の方に指導いただき，田植え踊りを教わり，地域の方々に披露した。

【５年】地域の人々の助けをいただきながら，米作りを行った。米作りについて，調べ学習を行いまとめた。収穫感謝祭りでは，研究の成果の発表を行った。

【６年】修学旅行に向けて，歴史・自然・人物について調べ学習を行った。さらに学習を深め，「富谷に修学旅行を呼ぼう」というテーマで自分たちの提案をまとめた。

成果（〇）と課題（●）については，下記のとおりである。

〇　調べ学習を進めることで，子供たちが友達や地域の人と触れ合う機会が増え，興味関心を高めながら協力して意欲的に学習に取り組むことができた。

●　子供たち自身が課題を見付け出し，解決していく場を設定していくとともに，きめ細やかな評価の方法を工夫していく。

 

来年度の活動計画

※2023（令和5）年度の活動計画を記入

本校では，「ふるさと富谷のへの思いを深め，ふるさとを創造すること」をESDの目標に掲げ，総合的な学習の時間を中心にして実践活動を展開していく。総合的な学習の３年から６年までの学年のテーマは，下記のとおりである。

３年…「知ろう・創ろう・富谷の特産品」

４年…「受け継ごう・富谷の田植え踊り」

５年…「育てよう・私たちのぽんぽこ米」

６年…「富谷の歴史博士になろう」「富谷の未来のまちづくり」