• ときわだいがくこうとうがっこう
  • 常磐大学高等学校〔キャンディデート校〕

  • Tokiwa University High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野文化多様性, 国際理解, 持続可能な生産と消費, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒310-0036 水戸市新荘3丁目2番28号
電話番号 029-224-1707
ホームページ https://www.tokiwa.ac.jp/~tokikou/index.html
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「考え 挑み続ける」という目指す生徒像を掲げ、自ら考えて判断し、行動できる生徒の育成を図っている。そのために必要な「課題発見力」「情報収集力」「論理的思考力」「問題解決力」「情報発信力」「国際的視野」「コミュニケーション能力」「協働力」といった力を身につけるため、ESDの視点に立った教育活動を実践している。

地球市民および平和と非暴力の文化に関する活動

◇カンボジア平和学習

新型コロナウィルスの感染拡大のため、2019年度から中断していた海外短期研修を今年度から再開し、3名の生徒が参加した。カンボジア地雷処理センター(CMAC)の地雷博物館の見学、バイヨン中学・高校の理事長チア・ノル氏の内戦時代の厳しい生活とその歴史についての講演を通して、平和に対する理解を深めた。

◇沖縄修学旅行平和学習

2学年で実施する沖縄修学旅行では、平和の礎、平和記念資料館、ひめゆり資料館等の資料館への見学を通して、平和の尊さを再認識した。

持続可能な開発および持続可能なライフスタイルに関する活動

◇常磐大学の教員による大学特別講座

2学年では、「高校では体験させることが難しい知的な経験をさせる」ことを目的に、常磐大学の教員による「大学特別講座」という授業を実施している。その授業の一つとして、元国連職員でSDGsの策定にも携わった富田敬子氏(常磐大学学長)による授業を行なった。

◇水戸市役所・笠間市役所との連携授業

2学年の理系コースでは、水戸市の社会課題の解決策を生徒自らが考え、提案する授業を、2学年の文系コースでは、笠間市の魅力を発信するための企画を生徒自らが考え提案する授業を行なった。11月には、水戸市・笠間市へのフィールドワークも実施した。

◇ユニクロ・GU服のチカラプロジェクトへの参加

SDGsの『誰一人取り残さない』という目標を達成するため、JRC部・社会部・有志生徒で子ども服の回収に取り組んだ。本校では6月にユニクロ社員による難民に関する出張授業を実施しました。その後、生徒たちが主体となって、校内で着なくなった子ども服の回収を呼びかけました。10月に回収した服を、生徒たちで夏服・冬服・ベビー用など子ども服の分類作業を行なった。回収した服は、難民の子どもたちに届けられる予定である。

◇常磐大学の絵本プロジェクトに協力

常磐大学のボランティアサークルでは、フィリピンで日本語を学んでいる子どもたちの語学教材として使用する絵本を集めている。本校からは9名の生徒が絵本プロジェクトに協力し、絵本とメッセージを大学に届けました。大学・高校から集められた絵本とメッセージは、2024年2月に常磐大学の学生がフィリピンを訪問した際に、子どもたちに直接届けられる予定である。

異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重

◇カナダでの3か月語学留学

2006年度より、本校では世界で活躍できる人材の育成を目指し、カナダでの3か月語学留学を実施している。留学先はエドモントンにあるハリー・エインリー(Harry Ainlay)高校で、滞在中の生徒は現地の家庭にホームステイしながら高校に通う。2023年度は8名の生徒が参加した。

◇アンコールワット西参道修復工事の見学

前述したカンボジア研修旅行のプログラムの一環として、上智大学アジア人材養成研究センターにおいてアンコールワット修復工事局長三輪悟氏から遺跡の修復作業に関する説明を聞いた。さらに、特別に修復工事が行われた西参道を三輪氏の説明を受けながら見学した。

来年度の活動計画

来年度もユネスコスクールの正式加盟に向けて、上記の取り組みを継続していきたい。

その他、SDGsの目標を生徒に「自分ごと化」させ、目標達成に向けて生徒自身が関わっていける学習プログラムを展開していきたい。

過去の活動報告