所在地 | 〒321-4415 真岡市下籠谷396 |
---|---|
電話番号 | 0285-82-3415 |
ホームページ | http://www.tochigi-edu.ed.jp/mokahokuryo/nc2/ |
加盟年 | - |
2023年度活動報告
減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
2022年12月~:キャンディデート校
本校は、「平和教育」「持続可能な開発」「異文化共生」をテーマに、「国際化に対応できる持続可能な地域産業を支える職業人」の育成を目指し、以下の活動を行った。
「平和」と「多文化共生」学習として、Sadako Peace Cranes Projectに生徒を参加させた。このプロジェクトは、アリゾナ記念館(ハワイ)への来場者へ渡す平和メッセージ付き折り鶴を制作するプロジェクトで、生徒はそれぞれの想いを込めて「平和メッセージ」を英語で折り鶴の羽に書き、記念館へ送った。このプロジェクトに本校が参加するのは今年で3回目になるが、今回は学校祭でプロジェクトを実施したので、地域の方々からもご協力いただき、広く活動の輪を広げることができた。生徒は活動後に届くハワイからの英文メッセージを読み、自分の行動が世界と繋がっていく感覚を実感することができた。
「持続可能な開発」をテーマとした活動では、総合ビジネス科による耕作放棄地活用の取組みと、生物生産科によるロスフラワー活用の実践が挙げられる。耕作放棄地の活用として、生徒は真岡木綿と、オリーブの木の栽培に挑戦した。木綿については無農薬で栽培され、やさしい風合いの木綿と皮を組み合わせたコインケースの企画を行った。オリーブの木の活用については、オリーブの葉の粉末を練りこんだ「オリーブ抹茶ジェラート」の企画がある。どの活動においても生徒が主体的に関わり、地元企業等が協力することで、実際に商品として形にすることができた。生物生産科による規格外などで廃棄されてしまう花(ロスフラワー)活用の実践では、生徒は廃棄花を利用し、ミニブーケや壁飾りなどを制作してこども食堂など地域に寄付する活動を行った。以上の活動をとおして生徒は持続可能な地域産業の担い手としての素地を養うことができた。
「国際教育デー」「国際防災デー」を全校に呼びかけた。
来年度の活動計画
学校全体として全職員が共通認識を持って、ユネスコスクールキャンディデート校としての活動ができるように、年度初めに全教職員を対象としたESDの校内研修を計画している。また、1学年を対象とした「田植え体験」や、収穫されたコメを全校生で味わう「収穫祭」は、持続可能な農業や、自然との触れ合いをとおして育む環境教育としての役割があり、毎年実施している。多文化共生教育と国際理解の活動の一環として、本校と本年度から本格的に交流を始めている西オーストラリア農業大学ハービーとの交流を来年度も継続する。さらに、真岡市は市町別人口に占める在住外国人数の割合が栃木県で一番高く、在日外国人との共生を学ばせる機会が必要と考え、英語科と福祉科の教科横断で行う、地域で活躍する外国人介護福祉士との交流活動も予定している。