2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野である「地球市民及び非暴力の文化」、「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」、及び「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」をテーマとして、「平和を尊ぶ姿勢と課題解決力」と「文化の多様性を学び、自国の文化を大切にする心」、「気候変動問題に対する理解とその解決に向けて考える力」の育成を目標として、以下の教育活動を展開してきた。

1. 平和プロジェクトへの参加

1) Sadako Peace Cranes Projectへの参加

日米協会ハワイ支部によるSadako Peace Cranes Projectに参加した。平和を守るためには何をすべきかについて話し合い、1人1文の英文で表現した。

2) Pray for Peace Together with Ukrainian Refugees Projectへの参加

社会情勢を受けて、ウクライナの戦禍について学ぶ授業を行った。2022年12月には、青山学院大学と協働による平和授業を実施した。

2. 持続可能なライフスタイルを学ぶ活動

飢餓問題と食品ロス問題啓発ポスター制作・Gallery Walk活動

「世界の朝ごはん」についてALTとJETによる授業を行った。生徒は感じたことを英文とイラストで表現し、啓発ポスターを校内に展示した。

3.学校祭におけるSDGs展示会

「真岡北陵エコツアー」という架空のツアーを企画し、パワーポイントに自分の好きな景色と、その景色が抱えている環境課題をまとめ、それらを守るために自分ができることを英文でまとめ、My Climate Action宣言文として発表した。

4.異文化学習とグローバルパートナーシップに関わるプロジェクトの参加

2022年11月より、iEARNによるHoliday Card Exchange Projectに参加している。チーム内の国や地域を理解するために、宇都宮大学共同教育学部山野有紀教授の助言のもと、異文化理解とグローバルパートナーシップをテーマとした授業を行った。自国の文化や伝統の良さを考え直す良い機会にもなった。

5. 西オーストラリア農業大学との交流に向けての活動

異文化理解の促進と持続可能な農業について学びあうために、真岡市の姉妹都市であるハービー市西オーストラリア農業大学との交流を目指し、学校紹介動画を制作した。

来年度の活動計画

学校全体の取り組みとして、西オーストラリア農業大学とのパートナーシップを構築するために、真岡市とZoomにて、具体的な交渉を行っている。来年度、英語科の授業において交流活動を実施する計画になっている。さらに今後、本校と西オーストラリア農業大学校との間で、持続可能な農業や環境についての学び合いや、お互いの地域文化の紹介を通して、異文化理解学習など、様々な教育活動を行うことを計画している。

また、介護福祉科では、「介護の担い手」についての学習で、EPAや在留資格「介護」、外国人技能実習生等について学ぶ機会がある。介護現場で外国人介護人材の方々と協働する場面も今後増えてくることから、実際に介護実習施設にて勤務している外国人介護人材の方々と「よりよい介護実践」のためにも、文化や習慣などお互いを理解し介護技術や福祉学習を進めながら交流学習を進める予定である。