所在地 | 〒206-0014 東京都多摩市乞田712 |
---|---|
電話番号 | 042-375-7036 |
ホームページ | http://schit.net/tama/estamadaisan/ |
加盟年 | 2011 |
2023年度活動報告
生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困
本校では、ESDを持続可能な社会づくりの担い手を育む教育と捉え、ESDの実践を通して、次の2点を目指す児童像と掲げている。一つは、自分で課題を見付け、自ら考え、主体的に判断・行動し、よりよく問題を解決しようとする児童:「主体性」の育成。もう一つは、学習過程を通して、自らのことを知り、自らを高め、自己の生き方を考えようとする児童:「粘り強さ」の育成である。
具体的には、①環境に関わる学習、②地域に関わる学習、③福祉に関わる学習をテーマにした取り組みを行っている。
①環境に関わる学習
5年生の総合的な学習の時間「エネルギーと環境」では、日本が直面しているエネルギー問題について、自然、水、食、資源などの中から児童それぞれが興味のある事柄から調べ学習を進め、問題を発見した。主体的にそれらの問題と関わっていくために、自分たちが日常的にできることを考えた。環境問題に対する知識や問題に主体的に関わろうとする態度を育成することで、持続可能なライフスタイルについて考えることができた。
また、4年生の総合的な学習の時間「環境問題を考え、できることから取り組もう」では、多摩市水辺の楽校の方にご協力いただき、学校の近くを流れる乞田川を調査した。そこから発見した、ごみ問題や地球温暖化、外来種の問題など児童それぞれが興味をもった環境問題について調べ、自分たちにできることを考えて伝え合った。
②地域に関わる学習
6年生の総合的な学習の時間「つくろう!!未来の私たちのまち」では、多摩市にはどんな特徴があるか、特産物や観光地、自然などのテーマに分かれて調べた。調べたことを保護者や多摩市役所くらしと文化部の方に発表し、くらしと文化部の方から今の多摩市のまちづくりについてお話を伺うことで、自分たちが暮らす多摩市について関心を深めることができた。さらに、富士見町の小学校との交流をきっかけに富士見町について調べたり、多摩市と比べたりすることを通して、多摩市の魅力について再発見し、「住みやすいまち」とはどのようなものか、それを実現するためにはどのような活動をしたらよいかを考え、身近なところから実践することができた。
③福祉に関わる学習
4年生の総合的な学習の時間「私たちと福祉」では、福祉について調べることから学習を始めた。福祉という視点に立った時、自分たちの住んでいる地域がみんなに優しいまちなのかを考え、自分たちにできることについて話し合った。調べ学習や体験活動などを通して、バリアフリーやユニバーサルデザインの考え方についても知り、社会とのかかわり方について考えを広げたり、深めたりすることができた。
来年度の活動計画
令和6年度は、これまでの活動を基に、まちづくりに関すること、エネルギーと環境に関すること、地域や人との関わりを柱として学習を進めていく計画である。
また、ESDを通して育成する資質・能力を同じ中学校区で共有することで、小学校での取り組みが中学校へと引き継がれていくようにする。
本校のESD教育の活動内容を地域や保護者の方に伝えていく、多摩市気候非常事態宣言を踏まえた取り組みや学校だより・学年だよりによる紹介、学校HPによる周知は今後も継続していく。