2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は、例年ESDの活動を「お互いを尊重し合い、地域の歴史・文化を継承し、ふるさと高島の自然・文化を受け継ぐ郷土愛を深める教育」とし、保護者や地域の方々と共に、「共生」と「郷土愛」の二つのプロジェクトを進めている。これらの学習は、全ての教科・領域と関連付け、生徒がさまざまな角度から環境・共生社会についての諸問題への考えを深めることができるようにしている。

しかし、今年度もそれ以前に取り組んできた活動の多くが、新型コロナ感染症拡大防止の措置のために、制限、中止をすることを余儀なくされた。そのため例年とは違った形でできることに取り組んだ。

本校は、例年ESDの活動を「お互いを尊重し合い、地域の歴史・文化を継承し、ふるさと高島の自然・文化を受け継ぐ郷土愛を深める教育」とし、保護者や地域の方々と共に、「共生」と「郷土愛」の二つのプロジェクトを進めている。これらの学習は、全ての教科・領域と関連付け、生徒がさまざまな角度から環境・共生社会についての諸問題への考えを深めることができるようにしている。

しかし、今年度もそれ以前に取り組んできた活動の多くが、新型コロナ感染症拡大防止の措置のために、制限、中止をすることを余儀なくされた。そのため例年とは違った形でできることに取り組んだ。

(ア)            「郷土愛」に係わる活動

11月 奉仕活動(2年生)

・例年地域、PTA共同で行っている「溝さらえ」の実施は、今年度も中止となった。しかし、2年生が職場体験学習の中で、地域での奉仕活動に取り組み、各方面に分かれて、ごみ拾いや、落ち葉かきなどして、地域を愛し、大切にする活動を行った。

 

(イ)            「共生」に係わる活動

①地域との連携

・例年地域、PTA共同で行っている「もちつき大会」は今年度も中止となった。今年も直接的な交流は難しい一年であったが、公民館を通して、保護者や地域の方々と共に、「共生」プロジェクトに取り組むことができた。公民館では、まず、前年度1学年が調べたものの掲示物を展示した。そこには、「地域の歴史や環境について調べたもの」「戦争と平和」「福祉学習」「SDGs学習」など総合的な学習の時間に学んだものを展示し、地域の方からも意見をいただき、交流を図った。

・中学校からクラスごとに「2022年の漢字一字」を決めて掲示し、また一方、来館した地域の方には、2022年に希望する漢字一字を、絵馬をかたどった紙に書いて掲示してもらうなど、お互いが支え合う社会を目指すことを目標とした交流ができた。

・3年生は「エシカルタ」と題して、家庭科の時間に学習したエシカル消費についての内容をかるた風に仕上げて展示したり、2年生は栄養素の勉強から、「地域の人へ向けた食の課題を解決するためのレシピ作り」に一人一人が取り組み、レシピを掲示したりするなど、教科・領域は多岐にわたり、関連付けて取り組んだ。

 

②7月~「岡山支援学校との交流」

・学区に隣接する特別支援学校の生徒達との「支援学校交流活動」(全学年)を通じて、相手の立場や気持ちを考え、共生社会を育むために自分たちに何ができるかを考えた。例年は有志が訪問する形をとっているが、今年度は、交流実行委員会の代表がZOOMを使って、自己紹介をしたのち、今後の交流内容を相談した。その他お互いの学校の紹介や、今取り組んでいること、行事内容などを紹介したのち、それぞれの学校が作品を作ったり手紙を書いたりし、双方の学校に届けた。

来年度の活動計画

これまで取り組んできた「共生」プロジェクトとしての岡山支援学校との交流活動、地域でのもちつきボランティア活動、「郷土愛プロジェクト」としての溝さらえは、来年度、可能な状況になれば、再開し、継続して行いたい。それぞれの活動が独立したものでなく、「共生」や「郷土愛」についての理解を深められるものになるよう、全ての教科・領域と関連付けながら、掲示物の作成や報告会の実施など、準備や報告の過程を工夫したいと考えている。