2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 国際理解, 持続可能な生産と消費

本校は,「国際理解と環境」を活動テーマとし,ESDを「持続可能」に関する課題に取り組む機会と捉え,ESDの実践を通して課題解決能力の育成を目標とした。
具体的には,①フェアトレードに係わる活動,②節電節水に係わる活動,③希少淡水魚の保全に係わる活動に取り組んだ。
➀ フェアトレードに係わる活動
国際理解の項目に該当するものとして,LHRを利用してコーヒー豆生産者の生活を体験するワークショップを,各クラスの生徒会所属の生徒の進行の元実施し,フェアトレードへの理解に努めた。
➁ 節電節水に係わる活動
一年を通して,節電節水に取り組んできた。特に9月から11月にかけて香川県地球温暖化防止活動推薦センター主催の「令和2年度CO2CO2(コツコツ)削減コンテストin香川」に参加し,電力消費量,水道水使用量を前年の同月より減らすように努めている。
➂ 希少淡水魚の保全に関わる活動
本校理学部を中心とする活動で、ニッポンバラタナゴ・カワバタモロコの保全活動に取り組む香川淡水魚研究会主催の県東部の水生生物の調査に7月から9月にかけて数回参加した。また,香太田中央公園愛護会の協力のもと、本校近くにある太田中央公園せせらぎ水路で年に数回,地域の子どもたち対象にカワバタモロコを含めた水生生物察学習会を実施した。
また,SDGsの校内外の認知度を高めるための活動として1年生各クラス及び生徒会で17のアイコンを作成し,保護者,中学生,中学校教員対象の公開授業週間に壁画として展示した。

来年度の活動計画

フェアトレードに関しては,生徒会活動等を通じて,全生徒,保護者,地元の方々に理解を深めてもらう。具体的には文化祭での生徒会展やLHRを利用して実施する。
節電節水運動については,CO2CO2(コツコツ)削減コンテストin香川」に参加し,省エネルギーに対する意識及び実践力を高める。
希少淡水魚の保存に関わる活動としては,引き続き, 香川県東讃部の水生生物の調査と地域の子どもたちを招いた観察学習会を実施していく予定である。
また,同じテーマで活動しているユネスコスクール加盟校との交流も実施したい。