2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 健康, 食育

本校はESDの底流理念に基づき「未来を拓き、たくましく生き抜くこどもの育成」を学校教育目標とし、生徒の「自治力」に重きを置いている。その育成実践活動の一環として、生徒が主体となって多くのボランティア活動を行った。

 

1.地域でのボランティア活動について

本校では、特に地域連携に重点を置いており、毎週地域の方とお花を生けて飾るボランティアを実施している。生徒が積極的に参加し、地域の方と交流を深める時間を大切にしている。

生徒会役員が中心となり、様々なボランティア活動を企画、実行した。おもな活動として、昨年に引き続き今年度も地域の清掃活動を行った。生徒たちが自分たちの住む地域のゴミ拾いや草取りをし、道をきれいにした。また、冬には、地域のご年配の方々に年賀状を書いて送る、『地域元気発信プロジェクト』という活動を計画し、実行した。地元のふれあいセンターに協力をお願いし、一人で住んでいる高齢者を中心に多くの人に年賀状がいきわたるように、全校生徒が絵やメッセージを添えて多くの年賀状を書き、配付した。数名の方から「正月を明るい気持ちで過ごすことができた」など、お返事をいただいた。そういった言葉に生徒たちも活力をもらい、またほかのボランティアを企画し、参加しようと意欲的に取り組むことができた。また、ボランティアを通して地域の方々との交流を大切にすることで、学校とと地域の連携をさらにすすめることができた。

生徒主催のボランティアではなく、夏祭りやどんど焼きなどのイベントの手伝いなど、地域が募集しているボランティア活動も多くの生徒が参加している。生徒会の1つであるボランティア委員会が主となって情報を集め校内に発信することで、生徒たちは常に様々なボランティア情報を入手することができる。「大津島平和の鐘を鳴らそう」といった、ユネスコ主催のイベントにも参加した。

 

2.学校内でのボランティア活動について

本校では、毎年ペットボトルキャップの回収を行っている。今年は約2万個のペットボトルキャップが集まり、例年通り文化祭でペットボトルキャップアートを作成して展示した。校内にはつねにペットボトルキャップ回収に関するポスターが貼ってあるため、キャップの使われ方等を生徒が知っていることから、キャップを持参する生徒が多い。回収したキャップはすべて洗浄し、地域のリサイクルセンターへ運んだ。また、書き損じはがきや切手の回収も行った。

本校の生徒は自分たちで企画し活動したいという気持ちが強く、あいさつ運動も企画した。校内で参加を呼びかけ、2日間にわたって近くの小学校へ行き、児童たちとともに登校中の児童生徒や地域の方々にあいさつを行った。

来年度の活動計画

今後の活動について

1.生徒会活動とSDGsの連携

・生徒会活動とSDGsを結び付け、SDGsに対するさらなる意識づけを行う。

 

2.ボランティア活動

・生徒会役員中心に、新たなボランティアの企画と運営。

・ユネスコ協会の活動(平和の鐘を鳴らそう、など)への積極的な参加の呼びかけ。

・地域の方とのお花生けボランティアの継続。

・ペットボトルキャップと書き損じはがき、切手の回収の継続。

・地域が募集しているボランティア活動の情報収集と、参加への呼びかけ。

 

3.地元のユネスコ協会との連携

・会報紙への寄稿。