2018年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, ジオパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
当校は、「東日本大震災の被災経験をもとにした様々な活動を通じて,自身の防災意識を高めるとともに,科学的視点から防災・減災を考え,自らが他者と交流する防災教育」を目指して,ESDを防災教育の中心と捉え,ESDの実践を通して批判的に考える力や多面的総合的に考える力の育成を目標としている。
具体的には,①防災学習に係わる活動,②自然科学に係わる学習,③国際理解に係わる活動をプログラムの柱にESDを行った。
①防災学習に係わる活動
くらしと安全Aの特別授業「DIG(災害図上訓練)」が行った。
講師に八千代エンジニヤリング株式会社の寺脇氏をお招きし,2学年全員に授業を行っていただいた。多賀城市で発生した過去の災害やハザードマップ,洪水・土砂災害などについて学んだ後,グループごとにDIGに挑戦しました。設定や地図を踏まえながら,どのように避難をすれば良いかを考えることができた。特に災害科学科の生徒たちは,これまでの専門的な学びを生かして,地形や状況などから幅広い想定をして考えていたのが印象的だった。
②自然科学に係わる学習
今年も塩竈浦戸巡検が行われた。地学班は,寒風沢で目の前に広がる野々島の層準や見方を班ごとにレクチャーしていただき,その後野々島に渡って毛無崎での大塚層・松島層の観察を行った。
生物化学班は,寒風沢においてマツの生育環境を調査しながら,島の豊かな植生を観察した。
③国際理解に係わる活動
ハワイ大学教育学部マノワ校の生徒が訪問。ハワイでは現在もキラウエア火山の噴火が続いていることもあり,津波や火山といった自然災害も身近で,防災教育を軸としたESDに取り組んでいる本校の教育活動の現状を視察し,授業に参加し生徒との交流を通して日本の教育実践を学び,そして今後の交流について検討する目的で本校を訪れた。
来年度の活動計画
多賀城市内巡検,有珠山実習(5月)
JAXA講演会(6月)
つくば研修(7月)
全国高校生会議「全国防災ジュニアリーダー育成合宿・東北」参加(8月)
浦戸実習(9月)
ESD活動発表会,栗駒巡検(10月)
多賀城市総合防災訓練(11月)
みやぎ防災Jr.研修会(12月)
東日本大震災メモリアルday2019(2月)
ESD活動発表会(3月)