2018年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 健康
Do you Kyoto は平成9年のCOP3の京都議定書にちなんで,京都から世界に向けて発信する「環境にいいことしていますか?」という意味の合言葉です。
朱雀第四小学校は,地域や保護者と共に20年以上前から環境教育に取り組んできました。いのちの庭 あかしやの森 果樹園 動物ランドなど環境のこと,命のことを学ぶ場がたくさんあります。
全ての学年であかしや環境プログラムを作成し,1年生から3年生までは自然やエネルギーの基礎的なことを体感し,4年生から総合的な学習の時間を中心に地球の温暖化防止やエネルギー問題に取り組み,低炭素社会の実現に向けた学習をしています。
4年生は地球の温暖化を防ぐためにグリーンカーテンで植物のパワーを調べ,緑を増やすことが温暖化防止につながると,地域やPTAと共に公園に「グリーンUPガーデン」をつくりました。また,エコフォーラムで学んだことを発信したり,花の苗を配ったりするグリーンUP大作戦にも取り組みます。今年度は和の花「ふたば葵」の栽培にも挑戦しています。
5年生はエコ改修した校舎の工夫を探るエコツアーの中で,熱・水・光・風などの自然エネルギーの大切さを学び,自分ができる省エネ「マイエコライフ」を実践し,おすすめのマイエコライフを地域に広めます。今年度は新たにエコライフチャレンジに取り組み,その効果を調べています。発信して終わりではなく,実践できたかエコ日記に記録し,アンケート調査で実現度を調べ,より実践できるマイエコライフを再提案しています。
6年生は,燃料電池やCCSなど,新しい技術について様々な企業や機関と連携して学ぶ中で,省エネだけでは温暖化は防げない現実を学び,SDGsのNO7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」をテーマに新たな単元をつくり,持続可能な未来の環境について探究しています。環境に関する新しい技術をいろいろな企業や機関から学び,ESDを研究する他の行政区の小学校6年生とも協働で学習しながら,自分が大人になった未来のことを考えた真のエコライフを社会に提案します。
本校には自然教室という環境を大切にするために活動する部活動があり,環境にやさしい活動に励んでいます。3年前から地域の方や緑化協会の方と協働で地域にプランターを設置しています。また,地域の老人会と一緒にいのちの庭で育てた野菜で調理をしたり,ふだんお世話になっている地域の皆様にプランターを配ったりする活動もしています。
その他,水道の水はこまめに閉めたり,雑巾はバケツの水で洗ったり,雑巾を洗った水はいのちの庭の植物にやったりするなど 全校でも多くの取組を本校独自の当たり前として取り組んでいます。
これからも持続可能な未来の環境を考えるあかしや環境学習を進化させていきます。
来年度の活動計画
未来に向けて持続可能な社会づくりを担う子を育む環境・人権教育
~協働的問題解決学習の中で,主体的・対話的で深い学びをめざした授業づくり~
①教育課程を社会に開かれたものにするESDカレンダーの構築
②探究的なあかしや(エネルギー)環境プログラムとハートフル(人権)学習
③思考の変容や深まりを可視化する「あかしやモデル」の活用
④総合的な学習でつけたい資質・能力とルーブリックによる自己評価
⑤学びを生かす実践の場「エコフォーラム」と「ハートフルフォーラム」
⑥新たなエネルギー教育の単元の創造
SDGs NO7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
⑦環境プログラムの中にプログラミング教育を活用する単元の創造
⑧環境・人権教育の中で外国語活動を生かせる単元の創造