2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費

「燦として輝き、熱誠こめて社会の力となる人材の育成」という学校教育目標のもと、ESDの実践を通して全校を挙げて地域課題・学校課題の解決に取り組むことにより、課題に挑戦し未来を切り拓き社会を支える若い世代を育成している。

具体的には、①地域活性化に関わる学習、②高齢者福祉に関わる教育、③ふるさとへの誇りと愛着を育むことに関わる学習、④国際理解に関わる学習を行った。

①地域活性化に関わる学習

学校設定科目「フィールドワークⅡ」の授業において、政策アイデアコースを選択した生徒が課題解決策のプレゼンを行った。『島留学で雇用創出と若者流入!~ONE TEAM , ONE SPECIAL ISLAND 島一丸で一つだけの島に~』では、REASASのデータを使用して地域の現状を分析し、ハワイ移民を多く輩出し現在もハワイと強いつながりを持つ周防大島の強みに注目して「座学ではなく、実際に英語を話しながら大島の自然・文化を体験する島留学」というコンセプトを打ち出し、空き家の活用等を通して島全体で協力して中高生を呼び込むというアイデアを提案した。

②高齢者福祉に関わる教育

地域創生科福祉コースでは、例年のような施設実習を行うことはできなかったが福祉の現場をイメージしながら学習を重ねた。

③ふるさとへの誇りと愛着を育むことに関わる学習

基幹産業であるみかん栽培への理解を深めるため昭和57年から続けている「ふれあいみかん収穫作業」や本校生徒によるフラチーム「アロハ・フラ島高」による「地域に元気を届ける活動」動画のオンライン配信等。

④国際理解に関わる学習

世界の難民のこども達に服を届ける古着回収活動「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」への参加。

 

来年度の活動計画

引き続き、地域の現状・課題と向き合い、分析し、解決しようとする志を育成する学習活動を仕組んでいきたい。

そして、それらの取組をとおして、生徒の総合的な人間力の向上に力を注ぎたい。