2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 減災・防災, その他の関連分野

1.環境教育プロジェクト

電気科を中心に、本年度は、地域での社会貢献事業として、①水車街路灯を用いたボランティア活動、②小中学生を対象としたものづくりボランティア活動を主に実施した。これまで、持続可能な社会を創出するために、エネルギーと環境に係る諸問題を基本テーマとしてとらえ、省エネルギー意識向上とともに環境保全に係る行動が実施できることを目的として実施してきた。今回、再生可能エネルギー技術の普及活動やそれらのメンテナンスなど電気科生徒とともに実施してきた内容が認められ、写真に示すような、「第22回ボランティア・スピリット・アワード」を受賞した。さらに、「2018ボランティア・アワード」も受賞した。

  機械科を中心に、本年度は、①Learning to knowの取り組みとして、HV車の仕組みとエンジン分解実技を実施、また弁理士による演劇を通した知的財産学習を実施した。②Learning to doの取り組みとして、地域の小中学生を対象とした工作教室を実施した。これらの取り組みは、生徒自身に省エネルギーや環境問題に対する意識を向上させると同時に、どのように学んだ知識を生かせるかという考え方が身についた。その結果として、生徒自身が技術の向上を求め技能検定(機械加工)に対して積極的に取り組み、工作教室においても身近な材料を活用した発電機(風車)をデザインし製作した。写真に技能検定と工作教室を示す。

2.地域連携プロジェクト
商業科、国際ビジネス科を中心に、本年度は、地域連携プロジェクトとして①地域住民の方対象のパソコン教室実施、②地域創生プロジェクトに取り組んだ。パソコン教室は、12年継続実施しており地域の方から好評を得るこができ、生徒にとっても高齢者の方との貴重な交流の場となっている。また、地域創生プロジェクトは、地域住民の方とともに地域活性化を目指し、「商店街の活性化座談会」や「にぎわいまちづくり」、地元の「未来を考えるワークショップ」など積極的に地域との連携に取り組んだ。高齢化が進む淡路島の将来について、住民の方と真剣に取り組む生徒の姿は、将来の淡路島を担う人材に育ってくれるものと感じることができた。

3.地域理解プロジェクト
本年度も、2015年度からスタートした地域理解のための「淡路学」講演会を実施し、全校生徒が「ふるさと淡路島」の歴史や文化について学習した。(Learning to know)また、環境ボランティア活動として、2年生全員で地域の海岸を清掃した。(Learningto do)

来年度の活動計画

次年度も、これまで同様に各科の特徴を生かした取り組みを計画している。

電気科は、電気科の特徴を生かしたボランティア活動を実施できればと考えている。今後も、調査・研究を実施し、次に、実験をとおして、よりよい再生可能エネルギー利用技術製品を提案し、発表する。さらに、これらの研究で得られた成果をもとに、ボランティア活動に生かしていくこととしている。

機械科は、機械科の特徴であるものづくりで地域貢献活動を実施できればと考えている。今後も、専門機関の協力による学習を積み重ね、アイデア創出や資格取得に行い、今後の社会を支える裾野人材の育成に努めていく。

商業科は、次年度も、本年度に引き続き地域貢献へ積極的に取り組みたいと考えている。本年度は、地元について地域の方と考えてきたので、次年度は実際に考案したものが実現化できるようにより深く考え形にしていきたいと思う。