2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, その他の関連分野

杉並総合高校は、「キャリア教育」を生かしながら、「志を世界に繋ごう 自己実現、国際人、生涯学習」を実現することを目指す学校です。

本校の「キャリア教育」では、自分の個性を生かしつつ、自分の生き方や将来の職業選択を視野に入れ、今学ぶべきことは何か、これから学ぶべきことは何かを考え、体験的・経験的な学びを通して目標とする生き方の実現を目指しています。さらに、様々な国際交流活動を通じて、国や人種など様々なハンディのあるなしの違いを超えて、それぞれを個性と捉え、それぞれの個性を尊重し、認め合い、皆で支えあいながら、平和で豊かな持続可能な社会の実現を目指し、それを支える人材を育てていこうとして様々な取り組みを行っています。総合学科ならではの多様な選択科目、課題研究、東京都設定科目「人間と社会」を中心とした総合的な探究の時間といった教育活動の中で、ユネスコが推進しているESD(持続可能な開発のための教育)の考え方に関連する内容を取り入れた授業を行っています。

令和2年度は、特に次のような取り組みを行ってきました。

・「減災教育プログラム」(日本ユネスコ協会連盟)への参加

・「世界寺子屋運動」(日本ユネスコ協会連盟)への参加

・スウェーデンから本校へ訪問予定だった生徒と本校生徒とのオンライン交流

・姉妹校とのオンライン交流

 

①減災教育プログラムへの参加

「地震発生時に対応できる力を身につけ、減災に取り組む生徒の育成」を活動のテーマに、日頃取り組んでいる避難訓練に加え、総合的な探究の時間(「人間と社会」)の時間を活用し、減災・防災について学び、オリジナルの減災(防災)カルタを作る活動などを行いました。災害時に重要な防災・減災の拠点となる学校の減災力の向上を目指し、本校生徒が、自然災害について学び、考え、行動する力、災害を生き抜く力を育めるよう、今回の取り組みを生かしていきたいと考えています。

②書きそんじはがき回収に関わる活動

新型コロナウイルス感染症の影響で、国内外問わず、移動の制限がかかる中で、対面での交流ができない国際交流委員会の活動として、今年度、初めて、「世界寺子屋運動(書きそんじはがきキャンペーン)への参加を表明しました。現在、各ルームの委員を中心に書きそんじはがきや切手、プリペイドカードなどを集める活動を行っています。この活動については、現在も継続中です。

③オンライン交流に関する取り組み

今年度、スウェーデンのトンバ高校から留学生を受け入れる予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、彼女らの来日が実現しませんでした。そこで、オンラインを使って、トンバ高校の授業に参加させていただき、本校へ短期留学の予定だった生徒と本校生徒との交流を行いました。回線の問題や時差の問題などもありましたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。令和3年2月には、オーストラリアの姉妹校とのオンライン交流も予定しています。

来年度の活動計画

コロナウイルス感染症予防のため、現在、活動時間がほとんど捻出できない状況にあります。しかし、できることは限られますが、来年度、下記の活動を計画しています。

【令和3年度の活動予定】

・海外留学生との交流(オンライン交流、可能であれば、対面でも)

・海外姉妹校との交流(オンライン交流、可能であれば、訪問も)

・日本ユネスコ協会連盟などの主催するプログラムへの参加を通じた国際的な援助活動