2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権

本校は、「愛と奉仕の精神」を建学の精神として、ESDを他者を幸せにする活動と捉え、ESDの実践を通して自立した女性として社会へ貢献する力の育成を目標とした。具体的には、奉仕活動、環境活動を柱に、①多方面にわたるボランティア活動、②ウォーカソン、③ジェンダー平等に係わる活動を行った。これらの活動を総括して、平成31年3月に三重大学主催のユネスコスクール研修会において本校の取り組みを発表する機会を得た。
①多方面にわたるボランティア活動
通年を通して学校を通して各種ボランティアの募集を全校的に行っている。社会福祉施設との交流や募金活動など生徒が積極的に参加しており、活発な活動を見ることができる。また、大阪の子ども食堂、聖家族の家でボランティア活動では、食事を満足に取れない状態の子どもたちの援助を通して、同じ国に住んでいても自分たちがいかに恵まれているかに思いが至るようになった。
②ウォーカソン
学園会による全校生徒による募金活動を行った。国境なき医師団の方々にもお話を伺い、世界の紛争地で働くことについて学んだ。いろいろな職種があることを知り、将来、海外で働きたいと思う生徒が増えた。  
③ジェンダー平等に係わる活動
ホームルーム活動の一環として、LGBTの講師を招聘して講演を行ってもらった。女子校である中で男女以外の性差について意識する場となった。
また、秋には全国5校の女子校が集う大会に参加した。ジェンダー平等について調査、研究、発表した。各校の生徒間でオンラインを活用しながら準備をする等、生徒間で互いに刺激し合う場となった。他校と協働でイベントを作っていく交流は生徒の意欲向上に有益に作用した。本校は、「世界の女性の働き方」をテーマに、女子教育、女性差別、貧困、働き方等について考察を深めた。人と人との繋がりやパートナーシップの大切さで、世界を変えていこうと決意していた。

来年度の活動計画

6月  緑化活動(環境美化活動)
    →周辺自治会住民と共に、近隣公園の花植えを行う。
8月  フィリピン研修
    →フィリピンの姉妹校訪問を行い、最貧困地区の学校を訪問、交流、募金を届ける。
    子ども食堂ボランティア
    →子ども食堂での食育に関わる活動をする。
10月 ウォーカソン
    →学園会による全校生徒による募金活動を行う。
12月 NHK歳末たすけあい募金
    →周辺の駅や百貨店前などで街頭募金活動を行う。
2月  心ぽかぽか大作戦
    →ロータリークラブと共同で学校周辺の清掃活動を行う。
3月  釜ヶ崎ボランティア
    →大阪市西成区の釜ヶ崎地区(あいりん地区)へ滞在し、炊き出し支援や夜回り活動を行う。
通年  ゴミ分別とリサイクル活動
    →ペットボトルキャップを回収し、回収団体へ送付し、就労支援活動を行う。
    環境調査活動
    →農業用ため池の水質調査、周辺環境の植物調査、大気調査を行う。