2018年度活動報告
本年度の活動内容
エネルギー, 環境, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, その他の関連分野
本校は、「共生社会」の実現を目指し、自己の生き方を探ろうとする心豊かな生徒の育成を活動テーマして、総合的な学習の時間を主な学習の場として取り組んでいる。
① 防災に係わる活動
新居浜市消防署等の協力を得て、防災体験学習を実施した。防災体験学習を実施するにあたり、3年生は新居浜市防災安全課から講師を招き、防災講演会をひらいた。「地震への備え」について話を聴くことで、自助・共助・公助の必要性を学んだ。また、防災体験学習後には、生徒自らが課題を設定した「防災新聞」を作った。課題選択、情報の収集・整理・分析・まとめ・表現、情報発信することで、探究学習のプロセスを学んだ。
② 環境・エネルギーに係わる教育
総合的な学習の時間で、新居浜工業高等専門学校から講師を招き、「風力発電~エネルギー問題を考えよう~」のテーマで環境・エネルギー問題について学習した。再生可能なエネルギ―として風力発電や太陽光発電などを取り上げ、自作の風力発電機を製作するとともにエネルギー問題について考えた。
③ 健康・福祉に係わる学習
新居浜市総合福祉センターに協力を仰ぎ、車椅子体験や高齢者擬似体験を行った。車椅子で生活している方々や高齢者の方々の生活の実態や高齢による身体の衰えを知ることが様々な立場の方々への理解につながると考えた。車椅子が必要な方や高齢者にとっては、移動の際のわずかな段差でも通行や歩行にかなりの労力がいることや、荷物の持ち運びや、移動に苦労することを体感し、介助の必要性や方法を学ぶことができた。
来年度の活動計画
「共生社会」の実現を目指し、自己の生き方を探ろうとする心豊かな生徒の育成のテーマは継続していく。1年生は「環境・福祉」、2年生は「地域とのつながり」3年生は「防災・減災」を主なテーマに取組を進める。
具体的には、1年生は地域での美化活動を実施したり、地域の環境や福祉活動についての探究的な学習を進めたりする。2年生は職場体験学習を通して、地域の企業とつながり、それぞれの企業の姿から持続可能な社会の実現を目指すために必要なことについて考える。3年生は防災体験学習を中心として、自助・公助・共助の在り方について、自分がどう関わればよいのかを考えていく活動を進めていく。