2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校聖徳学園中学・高等学校では、グローバル社会に貢献できる人材の育成を教育目標とした活動を展開している。2021年度はコロナ禍の中、対面での活動は著しく制限されたものの、強みでもあるICTを積極的に活用し、生徒たちの学びを止めることのないよう教育活動を実践した。

本校の教育目標を実現するために設定された、中学3年STEAM・高校2年SDGs授業では中学3年は地域、高校2年は開発途上国への貢献をテーマに授業展開した。これらの授業を通じて生徒たちはユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を体験的に学んだ。地球市民として平和を願う心の育成に関しては、高校2年生では今年はミャンマーを支援国の一つとして取り上げた。国の現状をJICA出前講座や調べ学習を通じて知った生徒たちは平和が際どい国際バランスのもとで成立しているか、そしてそのバランスが崩れた時に一番の被害を被るのは先進国の我々よりも開発途上国に住む人たちであるという現実を学んだ。

持続可能な開発・ライフスタイルに関しては、中学3年生、高校2年生の両授業共通して社会問題が起こる原因として、それまで持続可能性という観点を持たずに社会を構築していたからだということに授業を通して気づいていたようだった。それに気づいた生徒たちは自身らの力で社会構造を持続可能な方向にシフトさせることにより、より良い営みが生まれるのか試行錯誤しながら体験的に取り組んでいた。

異文化理解、とりわけ文化遺産の尊重に関しtは主に中学3年生の授業で取り扱っている。その一つの例としてある一つの班が東京都昭島市の人口が減少しているという問題に気づき、それを改善するためにPRする活動に従事した。その中で、有形・無形文化遺産の存在を知り、それらの紹介を主軸にSNSを活用し、多くの人たちに昭島市の素晴らしさを知ってもらうように尽力していた。その活動の成果は2021年12月22日に無形文化遺産国際シンポジウムの席で生徒自らプレゼンテーションも行った。

これらの例に加えて課外活動にも積極的に取り組んだ。その一つの例として2021年8月21日に開催されたカンボジアでの寺子屋運動に関するオンライン交流会では実際に現地の子どもたちと交流することで、自身らの取り組みが現地の人たちの役に立っているということを実感できていた。今年度初めて日本ユネスコ協会連盟が主催するリーフレット制作に参加。1月にその成果を他校と交流しながら発表する予定である。

来年度の活動計画

今年度の内容を踏まえて、次年度はユネスコスクール加盟校のメリットを生かしていきたい。特に高校2年生の開発途上国を支援に関する授業では、その国に住む人たちと繋がることで学ぶ内容が充実することが期待できる。今まではJICAなどの伝手を使い、関係を築いていたが、今後はユネスコスクール加盟校が支援国の中にあれば、その学校へコンタクトを取り、国を超えた共同作業へと発展させていきたいと考えている。

また、昨年度、いくつかユネスコ主催イベントに参加したが、他校と交流することができ、生徒たちに良い刺激となった。次年度はそのような場にもさらに積極的に参加していきたいと考えている。

生徒同士が繋がれる場は遠隔授業が発展した今だからこそ取り組めるメリットだと考えている。コロナ禍が収束したとしてもその力を使い、他校と積極的に交流し。お互いの取り組みについて発表するような場面も作っていければと考えている。