• けせんぬましりつししおりしょうがっこう
  • 気仙沼市立鹿折小学校

  • Kesennuma Municipal Shishiori Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 国際理解

所在地 〒988-0817 気仙沼市西八幡54-1
電話番号 0226-22-6876
ホームページ http://www.kesennuma.ed.jp/shishiori-syou
加盟年 2008

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は「志高く、自ら考え、持続可能な社会をしなやかに生き抜く児童を育む、ESDの推進」を活動テーマとして、地域の人と触れ合い、自然・文化・産業に関わりながら、ふるさと気仙沼への思いや考えを深め、自分の考えを表現し、課題解決に向けて協働して活動することができる「持続可能な社会の創り手」としての児童の育成に取り組んでいる。

教育活動全体を通したESDの実践を通して、ユネスコスクールが重点を置く3つの分野のうち、「②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」、「③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」を意識しながら、①自分の考えをもつ力【創意】、②人を大切にする力【誠意】、③自らかかわる力【善意】、④チャレンジする力【熱意】の4つの資質・能力の育成に努めている。また、3年生以上の学年に「海と生きる探究活動」という特設領域を設定し、①地域素材を活用しふるさとを知る活動、②他地域や世界とのつながりから知識や考えを広げ深める学習を展開した。

➀ 地域素材を活用しふるさとを知る活動

4年生は、「命を育む水」をテーマに鹿折川の環境調査を行った。また、鹿折川の豊かな水を利用して人と水とのつながりについて考え、地域のよさと食物への感謝の気持ちを育むことができた。また5年生では、気仙沼市の水産業の魅力や課題をテーマに探究活動を行った。水産業を支える造船業、マグロ延縄船等の見学を通して、地域の産業でつながるものや人の思いについて学ぶことができた。

➁他地域や世界とのつながりから知識や考えを広げ深める学習

6年生は、海洋教育「気仙沼の魅力発信プロジェクト」をテーマに「スローフード都市宣言」をした気仙沼市の食の魅力について調べる学習を行った。活動の一環として、修学旅行にスローフードの探究活動を取り入れ、気仙沼市と会津若松市の食材を組み合わせたオリジナル弁当を提案し、試食会を開いた。気仙沼市の食と内陸に位置する会津若松の食材を比較することで、気仙沼の食の魅力を再発見し、大切に守っていこうとする思いを育むことができた。また、3年生以上の学年が地球温暖化の影響で国が沈む恐れのあるキリバス共和国とオンライン交流会を実施した。キリバス共和国の小学生と、伝統や水、産業、まちづくりをテーマに話合うことで、児童の多様性を育むことができた。

来年度の活動計画

・児童に「問い」を持たせるための学習の展開のしかたについて検討を重ねてきた。児童が意欲を持続しながら探究活動を行うためには、「問い」の質が重要であることを確認してきた。今後も、児童の興味・関心に基づく、内面からの問いをもたせられるように学習活動の工夫を行っていく。

・児童の課題解決の状況や興味・関心により、計画していない施設での調査活動も柔軟に対応してきた。今後、カリキュラムに教科の内容を効果的に取り入れ、さらに教科を融合したカリキュラムマネジメントの務めていく。児童の視点に立ったカリキュラムの改善を行うことや協力可能な地域企業や大学等の専門機関などのネットワーク体制の充実に努める。

過去の活動報告