2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 食育

 「知・特・体の調和がとれ,学校を誇りに思う子どもの育成」を教育目標とする本校では,地域や学校の伝統を生かした教育活動を行うことで,地域の人・自然・文化と関わる体験等を通し,生活と結び付いた知識を身に付け,実践への関心や意欲を高めることをESDと捉える。
 具体的には,自分たちの学校や地域を知る事,コミュニケーション能力を育むこtを柱に,①伝統文化・地域の歴史,②環境理解,③コミュニケーションに係わる学習を中心に学習を行った。
①伝統文化・地域の歴史
【3学年:学校を調べよう】
 自分たちの学校の歴史や伝統,校歌や校章の由来等について,図書館で調べたり,教職員にインタビューしたりしてまとめ,友達や保護者に発表を行った。
【4学年:日本の文化を知ろう】
 白石市の能楽堂の施設である「碧水園」で,日本庭園の見学と,茶室で茶道,能舞台で日本舞踊の体験をした。
【6学年:白石再発見 ①会津に学ぶ,②白石を探る】
 会津若松の歴史について調べ,修学旅行で現地を見学するとともに,更に調べ学習を深め,まとめたことを5年生に発表した。また,自分たちが住んでいる地域を歩いて,史跡等を知ることで,会津藩との歴史的なつながりを学んだ。
【子供会育成会:ウォークラリー】
 10月に74名の児童が,市内の史跡等を異年齢のグループで歩いて探検した。各史跡で地域の方の説明を聞いて学び,ゴールした後に芋煮を味わうなど,今年で16年目の活動である。
②環境理解
【4学年:身の回りの環境を調べよう】
 地元企業による「地球温暖化」をテーマにした出前講座や日本キリバス協会ケンタロ・オノ氏の講話をきっかけにして,環境問題についての課題を見付けて,自分たちにできることは何かを考え,実践した。
【環境委員会,PTA:アルミ缶回収】
 資源の活用等環境教育の一環として,年2回全校を対象にアルミ缶を回収した。
【みどりの少年団】
 校内の花壇整備や年2回の緑の羽根募金,サツマイモの栽培等を通して,自然を大切にする心を育んでいる。「みどりの少年団宮城県大会」に参加し,海岸防災林の植樹活動等を行った。
③コミュニケーションに係わる学習
 対話を通して互いの考えを深めていく「探究の対話(p4c:philosophy for children)」による思考力やコミュニケーション力の育成を行った。
 円座になり,相手の意見を否定しない(ルール1),コミュニティボールを持っている人だけが発言できる(ルール2),相手の話をよく聞く(ルール3)等の7つの基本ルールに従い,学級活動や道徳の時間に,自分たちで決めた問いをテーマにして対話を行った。傾聴の態度や思考力,発言力,相手を思いやる心を育てるとともに,学級づくりに効果が見られた。

来年度の活動計画

しながら,総合的な学習の時間を中心に実施していく予定である。
 活動分野のその他の項目である「探究の対話 p4c」については,学級活動や特別の教科道徳の時間を中心に実施していく予定である。