2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 福祉

本校は,「よく学び 心身ともに健やかで 豊かな人間性をもつ児童を育成する」を教育目標としている。この教育目標の具現化のために,ESDの実践を行った。

具体的には,自他の安全,地域社会とのかかわりを柱に,①福祉にかかわる活動,②地域の伝統文化にかかわる教育,③国際理解教育,④SDGsにかかわる教育を行った。

 

①福祉にかかわる活動

第3学年は,外部機関と連携して老人擬似体験,白杖体験、点字体験を行った。体の動きの制限によって体が思い通りに動かないことのもどかしさや不自由さを実感させた。体験を通して,他者に対する思いやりと奉仕の精神をもたせることができた。

 

②地域の伝統文化にかかわる教育

第4学年は,地域の文化や特産物について調べ学習を行った。白石温麺,白石和紙,弥治郎こけしなどのテーマに沿って調べたことをGoogleスライドにまとめた。さらには,市内にある能楽堂を訪問して茶道や日本舞踊を体験したことで,地域への関心や愛着を高めることができた。

第5・6学年は,「城下町クリーンアップ大作戦」として白石城周辺のごみ拾い活動を行った。普段生活している地域を改めて歩き清掃活動を行うことで,一市民としての自覚や,ごランティア活動に対する関心を高めることができた。

 

③国際理解教育

第5学年は,SDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」に絡めて,オーストラリアの歴史を学習した。講話を聞き,資料を見たりすることで,差別は絶対にしてはいけないという思いをもった。また,様々な国の調べ学習を行い,歴史や伝統文化,食などについてまとめた。

 

④SDGsにかかわる教育

第6学年は,SDGsの目標の中から1つを選択し,課題解決学習を行った。始めに,自分が選択した目標の達成具合について,世界の状況,国内の状況を調べた。次に,浮かび上がった課題を達成するために,自分たちにはどんなことができるかについて考え,Googleスライドや新聞にまとめて発表した。

来年度の活動計画

【緑化活動】全校児童

・1年生はアサガオ,2年生はミニトマト,3年生はホウセンカとヒマワリ,4年生はヘチマ,5年生はインゲンマメ,6年生はジャガイモを植えて育てる。

【福祉】3学年

・ボランティアについて体験活動を通して考える。

・盲導犬訓練所の職員が来校して,白杖体験や点字の学習を通し,目の見えない人についての理解を深める。

【地域の文化財・食育】4学年

・白石市の特産物や文化財について調べ,白石市の伝統を学び,地域への理解を深める。

【防災】36学年

・みやぎ防災副読本「未来へのきずな」を中心に,理科や社会と関連付けて学習する。

【地域遺産や文化財】5・6学年

・白石に伝わる文化や産業について調べる。

・修学旅行やインターネット等の調べ学習を通して,白石と会津の共通点と相違点をまとめる。

白石城近辺のごみ拾い活動を行う。