2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, 食育

当校は,「豊かな人間性を持つ児童の育成」を学校理念として,ESDを社会とのつながりの拡充と捉え,ESDの実践を通して教科・領域の指導の活用と発展を目標とした。

具体的には,自他の安全,地域社会との関わりを柱に,①福祉に係わる活動,②食育に係わる教育,③防災に係わる学習,④地域に係わる学習を行った。

①福祉に係わる活動

第3学年は秋に,国語の説明的な文章「もうどう犬の訓練」の学習に関連して,日本盲導犬協会に出向き,盲導犬と触れ合っている。そして,これをきっかけに,体の不自由な方々への支援について関心を持ち,調べる学習をしている。

児童は車椅子や点字等について調べ,2月の授業参観において,保護者に向けて調べたことを発表する予定である。

②食育に係わる教育

  第4学年はここ数年,みやぎ生協が主催している「5ADAY食育体験ツアーに参加している。これは,食育インストラクターや売り場の人に話を聞いたり,野菜や果物をじかに見たり,それらを味わったりすることにより,野菜や果物の摂取の大切さを学ぶ学習である。

  この学習をスタートにして,児童は自分の食べた食事を定期的に振り返り,バランスのとれた食事となっているかを点検している。

③防災に係わる学習

第5学年は,みやぎ防災教育副読本「未来へのきずな」を軸に,理科,社会科,体育科を関連付けて学習した。また,年3回の避難訓練においても,事後に自助に関わる内容の指導を行っている。

④地域の文化に係わる学習

  第6学年は修学旅行を通じて,その地域に伝わる文化や伝統について調べ,保護者や下級生を対象とした報告会で伝える学習を行っている。

  学習対象は旅行先の文化や伝統ではある。しかし,本校の児童は中学年以降,白石市の文化や伝統について学習していることもあり,文化や伝統が郷土においていかに大切にされているかを確認する貴重な経験であると捉えている。

来年度の活動計画

緑化活動(一人一花栽培活動)】全児童

・1年生はアサガオ,2年生はミニトマト,3年生はホウセンカ,4年生はヘチマ,5年生はインゲンマメ,6年生はホウセンカを植えて育てる。

【福祉】3学年

・ボランティアとは何かについて体験活動を通して考える。

・盲導犬訓練所を訪問し,目の見えない人についての理解を深める。

【食育】4学年

・食事の栄養素を調べたり,実際の買い物を通してバランスのよい食事について考えたりする。

【防災】5学年

・みやぎ防災教育副読本「未来へのきずな」を軸に,理科,社会科,体育科(保健)を関係付けて学習する。

【白石と会津のかかわりについて調べよう】6学年

・白石に伝わる文化や産業に興味・関心をもって調べる。

・修学旅行やインターネット等の調べ学習を通して,白石と会津との共通点と相違点をまとめる。

【たねぷろじぇくと】5・6学年(緑化委員会)

・どんぐりから苗木を育てて山元町に植える活動に参加する。