2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

ユネスコスクール報告

 

本校は「たくましく未来を築くウトロの子」を目標とし、学びを創る・心身を鍛える・郷土を拓くの3つの柱を教育テーマとして活動して、「総合的な学習時間」では「ふるさと知床学習」を中心に学びを進めている。児童生徒が地域の自然や環境・産業・歴史に関心を持ち、主体的な活動で課題を解決し、自己の生き方を考える資質・能力が育つように教育活動を行っている。

 

  • ふるさとの産業

ウトロは、観光・農業・漁業が主な産業となっている。それぞれの産業の現状や課題について、ゲストティーチャーの話や体験、資料等から学び、それを解決するための方法について考え、まとめた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で去年網起こしが見学できなかった6年生も5年生と一緒に船に乗ることができた。伝統的に行われている学習活動を隔たりなく行えるよう工夫した。

  • 多様な文化に触れる

ホテルの従業員として、多様な国籍の方が働いているため、ゲストティーチャーとして日本との相違点について話をしていただき、自分たちが調べたことと合わせてまとめを行った。また、ウトロに遺跡のあるオホーツク文化や、アイヌ文化についても学習している。地域に住むアイヌの方に子供のころの話をしていただいたり、料理を教わったりした。また、6年生の修学旅行では、白糠で楽器の演奏や舞踊の体験を行った。

  • 発信活動

今年度は、5年生がフロンティアキッズ事業という活動に参加し、SDGsのことを学び、自分達の住む地域でどのようなことができるのかをまとめ、他校と交流することができた。また、9年生は「知床と私と未来」をテーマに発信活動をし、12月にはその集大成を地域の人たちに聴いてもらうことができた。

 

来年度の活動計画

  • 今年度に引き続き、地域の漁業関係者や博物館、公益財団法人などの地域の教育資源のさらなる活用を進め、人と自然、人と人とのつながりを実感できる教育活動を展開する。
  • SDGsをより意識した授業を日常的に行い、児童生徒の気付きや変容を目指す