2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境
「健康で主体的に学ぶ人間性豊かな児童の育成」を教育目標に「生き生き 輝け 白川っ子」をスローガンとして日々の教育活動を実施している。
本校にとってのESDは,現代社会における環境や人権などの課題を自らの問題として捉え,自分たちができることに取り組むことで,持続可能な社会をめざしていくことと考えている。ESDを通して,特に,「他者と関わる力」「責任を持って仕事に取り組む力」の育成を目指している。
具体的には,「クリーン作戦」「ぶち合わせ太鼓」「読み聞かせ」を柱に,①環境の尊重に係わる活動,②伝統を大切にする活動,③読み聞かせボランティアと係わる活動を行った。
①環境の尊重に係わる活動
学校の敷地内に止まらず,学校周辺の清掃活動を行った。6年生を中心にグループごとにごみ拾いやごみの分別をすることで,自分たちの身近な所から環境整備をすることで,より良い環境を作っていこうとする意識が高まった。
②伝統を大切にする活動
白川小学校の「ぶち合わせ太鼓」は30年以上の歴史があり,代々6年生に受け継がれている。親子で「ぶち合わせ太鼓」に取り組んだ家庭も多く,白川小学校の伝統となっている。力強く響く太鼓の音を聞きながら,下級生は自分も太鼓を叩きたいという気持ちを持ち,伝統を継承しようという心情が養われている。
③読み聞かせボランティアと係わる活動
月に1回,読み聞かせボランティアによる読み聞かせを実施している。児童は毎回どんな話を聞くことができるのかを楽しみにし,本に親しみを持っている。3名の読み聞かせボランティアは地域の方々なので,読み聞かせを通してコミュニケーションをし,地域の方と積極的に係わろうとしている。
来年度の活動計画
「クリーン作戦」「ぶち合わせ太鼓」「読み聞かせボランティアの方との係わり」に関する活動は引き続き行っていく。主な進学先だった白川中学校が今年度で閉校する。新たな進学先となった東中学校で,共に学ぶ大鷹沢小学校の児童との交流事業は,今年度の活動の成果と課題を整理し,より充実した活動を行っていく。児童数の減少に伴い,今後は運動会を地区民運動会と一緒に行うなど,地域の方との協働する機会が増えていくと考えられるので,地域の方々との交流をいっそう進めていく予定である。