2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉

本校は、学校の教育活動全体を通じて、ESDを持続可能な社会づくりの担い手を育む教育と捉え「すみよい町づくり」を活動のテーマとして、地域との「つながり」と「かかわり」を尊重する活動を行っている。ESDの実践を通して、現代社会を自らの課題として捉え、身近なところから取り組むことができる力の育成を目標としている。

具体的には、SDG3「すべての人に健康と福祉を」、SDG11「住み続けられるまちづくりを」を柱に学習を行った。

【6年生「ジュニア民生委員・児童委員の活動」SDG3・SDG11】

民生委員・児童委員の活動を知り、校区のお年寄りや初めて学校生活を送る1年生等のためにできることを考え、誰もが安心して住み続けられる町づくりをめざして意欲的に取り組む活動(福祉)

・4月に地域の民生委員・児童委員の方から活動についての話を聞き、「ジュニア民生員・児童委員」としての委託を受ける。

(ジュニア児童委員としての活動)

・1年生が入学して間もない1学期は、朝の準備や給食の準備の手伝いをしたり、昼休みに一緒に遊んだりして、1年生が安心して過ごせるように活動した。

・朝の挨拶運動をしたり、校内の見回りをして困っている子に声をかけたり、落ちているゴミを拾ったりして過ごしやすい学校になるような活動を実践。

(ジュニア民生委員としての活動)

・認知症についての学習を行い、高齢者の方についての理解を深め、ジュニア民生委員として自分たちにできることについて話し合った。

・学校全体で取り組んでいる「ペットボトルキャップ集め」の活動にもジュニア民生委員として参加し、2学期には、ラオスのスタッフの方とZoomで会議を行った。                  

・12月には、地域の民生委員の方と一緒に、赤い羽根共同募金の活動行った。

これらの活動を通して、人とのつながりの大切さや人の役に立つことの喜びを感じとり、今後も活動を続けたいという意欲を高めている。

【3年生「白川校区自まん隊」SDG11】

白川校区で自慢できる人や場所にまつわるお話を地域の方々から聞くことで、自分達の校区に親しみを持ち、課題解決に向けて意欲的に取り組む活動(環境)

・白川校区で自慢したい人や場所について知っていることを話し合い,詳しく知りたいことをまとめる。校区に住む地域の方の話を聞き、情報を収集する。追究したことを表現物にまとめ、地域の方に発信した。

この学習を通して、地域の「もの」「ひと」「こと」への理解と愛着を深めることができた。

来年度の活動計画

令和5年度も、SDG3「すべての人に健康と福祉を」SDG11「住み続けられるまちづくりを」を柱に、さらに、体験活動や探究活動を充実させていきたい。そのために、

○ 各学年のねらいを明確にし、学習内容や各学年の関連を図り、系統的なカリキュラムになるように見直しを図っていく。

○ 横断的・総合的なESDの実践を通して、PDCAサイクルを確立させながら、令和4年度までの実践をさらに高めて、系統的・発展的な指導ができるようにする。

○ 地域とのつながりやかかわりに対する意識を高めるように、地域との協力体制をつくり、身近な「ひと・もの・こと」を最大限活用して、活用力・指導力のブラッシュアップも図っていく。