所在地 | 〒962-0301 福島県須賀川市今泉字梅田181 |
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電話番号 | 0248-65-3191 |
ホームページ | https://sukagawa.fcs.ed.jp/%E7%99%BD%E6%96%B9%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1 |
加盟年 | 2013 |
2024年度活動報告
減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
本校は「ともに夢や希望を支え合い、幸せをつむぎ合う白方の子どもの育成」を学校目標として掲げ、子ども達が地域の人々と地域の事を学べるよう、ユネスコスクールが重点的に取り組む「持続可能なライフスタイル」の確立を目指し、今年度から総合的な学習の時間に「白方学」を新設し、実践を行った。
〔白方小学校のESDではぐくむ能力・態度〕
〇多様な観点から考え、見通しをもってよりよい解決策を考える力(多様な観点と見通し)
〇気持ちや考えを交流させ、協力して取り組む力(交流と協力)
〇さまざまな人や社会、自然とのつながりを尊重する態度(つながり)
〇よりよい未来をめざし、その実現に向けて主体的・計画的に取り組む態度(主体的・計画的)
〔白方学の充実を目指して〕
〇白方を知る
〇白方で学ぶ
〇白方とふれあう
〔“為すことによって学ぶ”地域に根差した題材を取り入れた学習活動〕
〇減災・防災を視点として
第5学年では総合的な学習の時間に、「白方の災害」をテーマに学習をした。自然災害から自分の命だけでなく、家族や地域の人々の命を守るために、やらなければならないことを考え、学校の地区のハザードマップを確認した。また、学習発表会で、学習したことを劇にして発表した。
〇環境を視点として
第4学年では、須賀川市役所の環境課職員を講師に招き、環境のために自分たちができることを考えながら3Rについて学んだ。また、分別ゲームやパッカー車へのゴミの投げ入れを体験した。
〇世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等を視点として
今年度から「しらかたウォークラリー」という学校周辺にある文化財などを縦割り班でめぐりながらゴールを目指す行事を行った。第6学年では、チェックポイントを周る際に同じ班の下級生に説明をしながら歩いた。その説明の事前指導として地域の方を講師として招き、各チェックポイントの歴史を学んだ。
〇持続可能な生産と消費を視点として
学校にある畑でサツマイモを栽培し、収穫する活動を行った。植え付けから収穫まで、下級生と上級生が協力をして実施した。その他に、各学年で以下の農作物を栽培した。
第1学年:トマト
第2学年:ナス、ピーマン、キャベツ、キュウリ、トウモロコシ
第3学年:キュウリ、インゲン、トマト、オクラ、ピーマン
第4学年:サツマイモ
第5学年:米
第6学年:大豆、スイカ
学校支援ボランティアの方に協力を得ながら、子どもたちは、農作物の栽培の苦労と喜びを学び、経験することができた。
来年度の活動計画
次世代の地域を担う地域の宝である子ども達が、地域の魅力を確認するとともに、持続可能な地域の実現に向けて、地域の人々とともに地域を学べるように総合的な学習の時間のなかの「白方学」を実践していく。
➀ 持続可能な生産・消費教育 学校畑での野菜栽培を通して持続可能な食糧生産について学ぶ。
➁ 環境教育 環境のために自分たちができることを考えながら3Rについて学ぶ。
➂ 地域の歴史探究学習 「しらかたウォークラリー」学校の周辺の文化財などを学びながら地域の歴史を実感する学び。
➃ 地域の魅力発信プロジェクト 地域の魅力や自分達の考えを発信する方法を学ぶ。