2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 人権, 福祉

本校中学部では重点目標の一つとして、「身近な人と一緒に活動しようとする態度を育てる」を設定し、目標達成のための手だてとして、「花づくりの活動で、自分の役割を意識した活動を行い、生活環境を豊かにする」「ひととともに活動するよさを感じることができるように、地域の方や隣接する附属中学校生徒との交流活動や太鼓の演奏活動を計画的に行う」を位置付けている。

高等部では重点目標として、「ともに活動する人と一緒に生活を楽しもうとする心情を育てる」「今と将来の生活を見据え、社会の一員として自らかかわりを持とうとする意欲や態度を育てる」を設定し、目標達成の手だてとして、「ひとに思いを寄せながら製品の製作や販売、広報活動などを行い、願い(目標)の実現に向けてやり遂げる作業単元学習を行う」を位置付けている。

 

花づくりの活動を通した地域との交流(中学部)

地域の花壇での花づくり・花の手入れの活動では、地域の方々から声を掛けていただいたり、公園に来ている方々と触れ合ったりし、自然な交流を継続して行った。

 

行事や生活単元学習を通した地域との交流(中学部)

新入生を迎える会、卒業生を送る会といった行事の他、一学期の生活単元学習「あさひののみんなで太鼓やゲーム、スポーツをして笑顔になろう」や二学期の生活単元学習「あさひの笑顔広場でダンスやゲームをして盛り上がろう」では、地域の方々との交流が生徒たちの意識の中に位置付き、地域の方々や附属中学校生徒とともに楽しめるゲームを工夫し、準備を行い、当日も活動を楽しむことができた。

 

太鼓の活動を通した地域との交流(中学部)

今年度から、毎週木曜日の音楽の時間に位置付けている太鼓の演奏を通しての交流に取り組んだ。継続して参加する方もおり、生徒たちも喜んでいる。

 

作業単元学習を通した地域との交流(高等部)

高等部には陶芸班・木工班・手工芸班の三つの作業班があるが、そのうちの陶芸班では、昨年度に引き続き、地域の公民館の方々と陶芸作品作りを行った。また、木工班・手工芸班の製作の様子も見ていただいた。

陶芸班の生徒にとっては、自分たちが日々取り組んでいる活動を基にした交流であるため、自分たちが教える側になって地域の方々と交流する貴重な機会となっている。

来年度の活動計画

花づくりの活動を通した地域との交流・行事や生活単元学習を通した地域との交流(中学部)

令和元年度に実施した交流を継続していきたい。また、次年度は校舎改修により地域の方々との交流に活用できるスペースも設けることができるので、地域の方々とのより日常的な交流が実現できるような工夫もしていきたい。

 

作業単元学習を通した地域との交流(高等部)

地域の公民館活動との連携を継続していきたい。陶芸班での陶芸作品作りを今年度も実施するほか、その他の作業班での実施なども公民館のニーズも踏まえ、検討していきたい。