2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 人権, 福祉

本校中学部では重点目標の一つとして、「身近な人と一緒に活動しようとする態度を育てる」を設定し、目標達成のための手だてとして、「花づくりの活動で、自分の役割を意識した活動を行い、生活環境を豊かにする」「ひととともに活動するよさを感じることができるように、地域の方や隣接する附属中学校生徒との交流活動や太鼓の演奏活動を計画的に行う」を位置付けている。

高等部では重点目標として、「ともに活動する人と一緒に生活を楽しもうとする心情を育てる」「今と将来の生活を見据え、社会の一員として自らかかわりを持とうとする意欲や態度を育てる」を設定し、目標達成の手だてとして、「ひとに思いを寄せながら製品の製作や販売、広報活動などを行い、願い(目標)の実現に向けてやり遂げる作業単元学習を行う」を位置付けている。

①      花づくりの活動を通した地域との交流(中学部)

コロナ禍ではあったが、地域の花壇に出かけ、花づくり・花の手入れの活動を行った。直接地域の方と触れ合いながらの活動を行うことはできなかったが、別の機会に地域の方々から声を掛けていただくなど交流することができた。

②      行事や生活単元学習を通した地域との交流(中学部)

例年、お楽しみ会やクリスマス会、新年会といった行事にお越しいただき、地域の方々や附属中学校生徒とともに楽しんでいる。本年度は、生活単元学習「あさひのチャレンジゲームを作ってみんなで楽しもう」や「『あさひの運動会」を開いてみんなで楽しもう」を行い、ともに楽しめるゲームを工夫したり、その準備を行ったりしてきた。コロナ禍であり、直接の交流は難しかったが、地域の方々や附属中学校生徒との交流が生徒たちの意識の中に位置付いており、コロナ渦がおさまったら一緒に楽しめることを願って活動した。活動後には、地域の方や交流相手に伝えたいと願い、「朝陽野通信」を生徒たちが作成し地域の方々や附属中学校に届け、自分たちの活動の様子を紹介した。

➂太鼓の活動を通した地域との交流(中学部)

毎週木曜日の音楽の時間に位置付けている太鼓の演奏を通しての交流に取り組んだ。附属中学校の文化祭では、共に息を合わせて演奏し、交流することができた。

④      作業単元学習を通した地域との交流(高等部)

高等部には陶芸班・木工班・手工芸班の三つの作業班があり、地域の作品展に自分たちの製品を出品したり、販売会を企画したりしている。地域の方に販売会のチラシを配り、オンライン注文を受け販売を行った。学校に取りに来ていただいた際には、製作の動画を見ていただいたり、工夫した点をカードに書いて伝えたりするなど、コロナ禍であっても伝え方を工夫し取り組んだ。

来年度の活動計画

花づくりの活動を通した地域との交流・行事や生活単元学習を通した地域との交流(中学部)

令和3年度に計画・実施した交流を継続していきたい。コロナ禍で直接の交流が難しいが、Web会議システムを活用したり、動画を届けたりするなど間接的であっても交流の機会を確保していきたい。

③      作業単元学習を通した地域との交流(高等部)

地域の方とのかかわりを確保できるようチラシ配りを継続したり、一昨年実施した公民館活動との連携を継続していきたい。