2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 世界遺産・地域の文化財等, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「自調自考」、「国際人」、「高い倫理感」を学校理念として、ESDをグローバル・イシューを解決する人財育成と捉え、ESDの実践を通して地球規模の思いやりと自調自考力の育成を目標とした。

具体的には、国際高校生会議、教科横断型アクティブ・ラーニング、サービス・ラーニングを柱に、グローバル・シチズンシップに係わる活動、②次世代グローバルリーダーの育成に係わる教育、③世界遺産に係わる学習、④社会参画に係わる学習を行った

① グローバル・シチズンシップに係わる活動

 7月24日~28日の5日間、渋谷教育学園幕張高等学校と共催し、国際高校生水会議(Water is Life 2018)を開催した、この会議の目的は、海外17か国104名の高校生と日本の高校生33名が、自国の水問題の課題解決にむけた長期にわたる研究活動の成果を持ちより、共有することにある。本校から参加した7名の生徒は、1年以上にわたる研究成果を発表し、海外ジャッジからも高い評価をうけた。(9月に東京で開催されたIWA学会でも発表)また、この会議の企画・運営には、両校あわせて、500名以上のボランティア生徒が担った。海外生徒のホームスティ受け入れ、プログラムの司会進行、会議のファシリテーション、見学施設のガイド、ロゴや記念グッズの制作、装飾、実験アシスタント、歓迎パフォーマンス等々、生徒が得意とする分野で、会議の成功に貢献した。

一連の活動を校内で共有することで、水に関する世界課題の理解、地球社会における議論の進め方、他国の文化を理解し、自国の文化に誇りをもつといった国際理解の意識を涵養する機会となった。(主な活動分野:環境・エネルギー・国際理解)

②  次世代グローバルリーダーの育成に係わる教育

地球社会が抱える問題を理解し、その解決策を考えるアクティブラーニング型の授業を行った。複数の教科が連携し、人権、環境、エネルギー、貧困、戦争や紛争などを複眼的に学び、また校外研修や大学院生との議論を行い、さらに発表・プレゼンテーションにつなげた。生徒たちは、課題解決のためには、深い学びと意欲が大切であると実感し、また発信力も向上した。また、次世代リーダー養成プログラムやファシリテーター講座を開設し、実践的なリーダーシップ力を伸ばす機会をつくり、活用した。

(主な活動分野:環境・エネルギー・生物多様性・気候変動・人権・平和・貧困)

③  世界遺産に係わる学習

世界遺産をめぐる研修を実施し、その意義や残るための努力について理解を深めた。また、現地の学校交流を通じて、次世代へつながるネットワークを構築した。生徒たちは、ユネスコ活動への理解を深め、ユネスコスクールの一員であることの重要性を実感した。

(主な活動分野:世界遺産や地域遺産等)

④  社会参画に係わる学習

これまでの経験と学びを活かし、地域社会が抱える課題の解決にむけた社会貢献活動に取り組み、その経験を通して学んだことを発信するサービス・ラーニングを実施した。生徒たちは、豊かな日本でも起こっている課題について理解し、社会に参画する意欲と大切さを学んだ。(主な活動分野:GCED・地域貢献活動)

来年度の活動計画

① グローバル・シチズンシップに係わる教育

 広島をテーマ相互理解の重要性と平和への思いを考えるプログラムを実施する。また、チームで考えた内容をアメリカの高校生に発信し、多様な考え方への理解を深める活動につなげる。また、これまでの経験と学びを活かし、地域社会が抱える課題の解決にむけた社会貢献活動に取り組み、その経験を通して学んだことを発信するサービス・ラーニングを実施する。豊かな日本でも起こっている課題について理解し、社会に参画する意欲を育む。(主な活動分野:国際理解・平和・GCED・地域貢献活動)

② グローバル・リーダーの育成に係わる教育

  地球社会が抱える問題を理解し、その解決策を考えるアクティブラーニング型の授業を行う。複数の教科が連携し、人権、環境、エネルギー、貧困、戦争や紛争などを複眼的に学び、また校外研修や大学院生との議論を行い、さらに発表・プレゼンテーションにつなげる。課題解決のためには、深い学びと意欲の大切さを理解するとともに、実践的な発信力の育成に取り組む。また、次世代リーダー養成プログラムやファシリテーター講座を開設し、より実践的なリーダーシップ力を伸ばす機会をつくる。(主な活動分野:環境・エネルギー・生物多様性・気候変動・人権・平和・貧困)

③ 世界遺産にかかわる教育

世界遺産をめぐる研修を実施し、その意義や残るための努力について理解を深める。また、現地の学校交流を通じて、次世代へつながるネットワークを構築をはかる。ユネスコ活動への理解を深め、ユネスコスクールの一員であることの重要性を理解する。(主な活動分野:世界遺産や地域遺産等)