2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, 環境

本校は、「生活を見つめ 自ら創り出す生徒」を学校理念として、ESDを現代社会の課題を自分にも関係のある事柄や課題だと捉え、自分にできること・身近なことから取り組むことにより、課題の解決につながる新たな価値観や行動を創り出すこと、それによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動であると捉えている。ESDの実践を通して、自分のことだと捉える力や自分から行動を起こす力の育成を目標とした。

ただ、今年度もコロナの関係で、1年生以外の学習(生物多様性・気候変動・環境)が実施できなかった。また、外部のボランティア活動にも参加することができなかった。

 

(1)1年生環境学習

〇テーマを「生物多様性」「地球温暖化」「ごみの減量・資源化」について、岐阜市環境保全課・低炭素資源循環課をはじめ、複数の外部講師の方から学んだ。具体的には、前半を講義型の学習とし、後半を体験型の学習とした。特に体験型の学習では、指標生物を観察やパックテストを実施して、環境の状況を的確に判断する方法を学んだ。

〇12月に実施した社会見学では、郡上市で植林体験を実施した。植林をする目的と環境や生物多様性との関係を意識して体験することができた。

来年度の活動計画

1年生は環境学習、2年生は勤労学習、3年生は平和・人権学習を行う予定である。

1年生の環境学習は、「環境を守るとは?」をテーマに学習を進めていく。学習旅行に琵琶湖周辺の環境保全に取り組む人々の話を伺いながら、岐阜市の環境を保全していくために、自分たちに何ができるのかを考えていく。

2年生の勤労学習は、「働くとは?」をテーマに学習を進めていく。学習旅行で、第1次産業(農業・漁業)の体験を行い、働くことの苦労やよさを学ぶ。その後、職場体験を通して、働く意義や、今の自分に何ができるのかを考えていく。

3年生の平和・人権学習では、「平和とは?」をテーマに学習を進めていく。学習旅行では、広島を訪れ、被爆された方の話や、史跡をめぐる活動を通して、自分なりの平和観を考える。その後、自分の思い描く平和に向けて、自分に何ができるのかを考えていく。

それ以外の活動でも、地域のボランティアに積極的に参加を促し、地域社会に自ら貢献する力を養っていく。ESDパスポートについても、今年度同様に活用していきたい。