2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、研究主題を「ちがいを認め合い、豊かな人間関係を育む力の育成」とし、新学習指導要領とESDとの関連をおさえ、持続可能な社会の創り手になることができる児童の育成を目指した。どの取り組みにおいても、ユネスコスクールの4つの基本分野を含め、それらを柱として活動を進めている。

1.地球規模の問題に関するSDGsの理解

2.EDS(持続可能な開発のための教育)

3.平和、人権の理解と促進

4.異文化理解

(1) ESDパスポート

ESDの活動を記録していく手帳であり、4年生以上の児童が一人一冊個人持ちで使用している。具体的な内容は、校外学習での清掃活動、平和学習の伝達、ユニクロ子供服プロジェクトへの参加、募金活動、地域の清掃活動、福祉施設への訪問、書き損じ葉書回収運動などである。30分ごとに活動数をカウントする「ボラン」がたまり、30ボランを獲得することができればユネスコ協会からの認定を受けることができる。

(2)姉妹都市との連携

北京市中関村第一小学校、中国人民大学附属中学校が5年連続で本校に来校し、中国の様々な文化にふれることができた。日本の文化を再認識することにもつながっている。

(3)大阪ユネスコネットワークネットワーク(ASPnet)への参加

大阪を中心とした関西のユネスコスクールとつながりを積極的にもち、中国や韓国の教育使節団(児童生徒を含む)を迎えるための準備や当日の取り組みの内容を具体的に話し合ってきた。また、地震などの災害で苦しむ地域を支援するための活動について考ええるワークショップを行い、意見を交流し活動した。

(4)外国語活動の充実
全学年、朝の15分のモジュール授業で英語に慣れ親しんできた。高学年はネイティブの指導者が外国語活動の授業を行うこともある。

(5)国際理解教育の研究推進

今年度は「平和と人権」をテーマに全学年研究授業をおこなってきた。

(6)ソーシャルスキルトレーニング

対人関係や集団行動などをうまく営んでいけるような社会的なスキルを

磨くための取り組み。最終的には子どもたちの自尊感情を高めることを

大きな目標にしている。

来年度の活動計画

・ユネスコ委員会の充実

・ユネスコ委員会のスローガンの発表

・4年生の全児童へのESDパスポートの配布(5,6年生は継続)

・校外学習での清掃活動

・ユニクロ子供服プロジェクトの推進と準備(年2回)

・出前授業と子供服プロジェクトの実施(実施は年2回)

・ユネスコ委員会と学級代表によるあいさつ週間(各学期)

・校内チェック習慣と自己評価アンケートの実施(各学期)

・大阪ユネスコネットワークネットワーク(ASPnet)の活動への参加

・中韓などの国外のユネスコスクールの使節団来校の準備と歓迎セレモニーの実施

・ユニセフや赤い羽根などの募金活動

・地域のコンサートや祭りへの積極的な参加

・書き損じ葉書回収運動を通した世界寺子屋運動への積極的な参加