2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

 本校では、様々な教科・教育活動においてESDの要素を積極的に取り込んでいる。ユネスコスクール加盟校として、ESDを意識し、それぞれの活動を繋いで発展させていくことを学校教育活動の方針の一つとし、推進している。特に、国際交流と地域交流を盛んに行っている。本年は「国際教育」「国際理解・国際協力」に関する教育に力を入れた。交流を通して多様性を学び、グローバルな視野をもつ人材の育成を目指している。また、ESDを実践するクラブとしてユネスコ部があり、2020年12月現在、3学年で約34名の部員が在籍している。これらの部員を中心に、学校内だけでなく、課外活動においてもESDを推進している。以下は本校が今年度行った教育活動の概要である。
①グローバル・シチズンシップ教育、国際理解に係わる学習
(1)国際教養科1・2年生必修科目「国際理解」、3年生必修科目「異文化理解」の授業において、ESD・SDGsをテーマとしたトピックスタディー
(2)海外スタディツアーおよび国際交流活動
・台湾の屏東縣立來義高級中学校とのオンライン交流(3年生中国語選択者21名)
・李秀賢氏記念韓国交流事業 韓国より高校生とのオンライン交流(希望者10名)
②人権・平和に係わる学習外部講師による講演会

③校外での活動
(1)ワンワールド・フェスティバルfor youthへの参加
(2)各種ボランティア活動
・子ども食堂でのボランティア
・市内社会福祉施設でのボランティア
(3)JICAエッセイコンテスト特別学校賞受賞

来年度の活動計画

来年度は、今年行うことができなかった活動を再開できるように工夫し、これまでの活動を継続、発展させていく。カリキュラム内においては、国際教養科の必修科目である「国際理解」を中心にESDを実践する。また、教科横断的にESDを有機的につなげていくこと、さらに総合的な探究の時間、課題研究などにおいても、ESDに係わる学習活動を積極的に取り入れていきたい。海外との交流活動もオンラインなどを活用し、継続に努める。国内の交流活動では、大阪ユネスコスクールネットワークにおける他校生との学び合い交流会への参加を継続する。ユネスコ部の活動としては、地域の子供食堂との交流を継続し、現在リサイクル活動を計画中である。