2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校では、ユネスコスクール加盟校として、あらゆる教科・教育活動において、ESDの要素を意識的に取り込み、有機的につなげていくことを学校教育活動の方針の一つとして掲げ、ESDを推進している。ESDを中心に、国際交流と地域交流を推進し、特に「人権」「国際理解・国際協力」に関する教育に力を入れ、グローバルな視野をもった人材の育成を目指している。また、ESDを実践するクラブとしてユネスコ部があり、2019年11月現在、部員は3学年で約40名おり、これらの部員を中心に課外活動においてもESDを推進している。以下は本校が今年度行った教育活動の概要である。
①グローバル・シチズンシップ教育、国際理解に係わる学習
(1)国際教養科1・2年生必修科目「国際理解」の授業において、ESD・SDGsをテーマとしたトピックスタディー
(2)海外スタディツアーおよび国際交流活動
・グアム修学旅行(第2学年全員)
・カンボジアスタディツアー(希望者10名)
・オーストラリア夏季語学研修(希望者19名)
・カリフォルニア州の高校訪問・交流(2週間、希望者8名)
・李秀賢氏記念韓国交流事業 韓国より高校生約20名の受け入れ(1泊2日)

②人権・平和に係わる学習
外部講師による講演会
(1)1年生対象 青年海外協力隊OBOGによる講義
(2)2年生対象
・認定NPO法人テラ・ルネッサンス職員 栗田佳典氏の講演(国際教養科)
・元カゴメ営農マネージャー(セネガル派遣) 石川洸氏の講演(国際教養科)
・関西学院大学上ヶ原ハビタットメンバーによるワークショップ
(3)3年生対象
・認定NPO法人テラ・ルネッサンス創設者 鬼丸昌也氏の講演


③地域理解に係わる学習
(1)泉州水ナスプロジェクト
(2)りんくう花火大会 企画・運営
(3)泉佐野市主催多言語防災訓練参加

④その他、校外での活動
(1)大阪ユネスコスクールネットワークでの学び合い活動
日中ESD・GAP推進国際ワークショップへの参加
(2)ワンワールド・フェスティバルfor youthへの参加・運営
(3)各種ボランティア活動
・海岸清掃(月1回)
・市内社会福祉施設でのボランティア
(4)アジアユースサミット参加
(5)JICAエッセイコンテスト特別学校賞受賞

来年度の活動計画

来年度も、これまでの活動を継続、発展させていく。カリキュラム内においては、国際教養科の必修科目である「国際理解」を中心にESDを実践する。また、教科横断的にESDを有機的につなげていくこと、さらに総合的な学習の時間、課題研究などにおいても、ESDに係わる学習活動を積極的に取り入れていきたい。海外との交流活動も今年度の内容を継続していく。特にカンボジアスタディツアーは本校の特色あるESDに係わる教育活動として継続実施を目指したい。国内の交流活動では、大阪ユネスコスクールネットワークにおける他校生との学び合い交流会への参加を継続する。ユネスコ部のクラブ活動としては、2017年度より生徒たちが発案・計画・実施した「泉州水ナスプロジェクト」を継続する。地域の子供食堂との交流や地域の防災・減災に係わる活動を計画中である。