2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, エコパーク, ジオパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、多くの教科・教育活動においてESDの要素を積極的に取り込んでいる。ユネスコスクール加盟校として、ESDを意識し、それぞれの活動を繋いで発展させていくことを学校教育活動の方針の一つとしている。特に、国際交流と地域交流が盛んである。本年は特に「環境」「国際理解・国際協力」に関する教育に力を入れた。ユネススクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、多様性を学び、グローバルな視野をもつ人材の育成をめざしている。また、ESDを実践するクラブとしてユネスコ部がある。2021年12月現在、部員は3学年で約20名おり、これらの部員を中心に学校内だけでなく、課外活動においてもESDを推進している。以下は本校が今年度行った教育活動の概要である。

①持続可能な開発および持続可能なライフスタイルに係る学習

(1)国際教養科1・2年生必修科目「国際理解」、3年生必修科目「異文化理解」の授業において、ESD・SDGsをテーマとしたトピックスタディー
(2)異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重につながる活動

  • フランス総領事 交流(3年生フランス語選択者 約20名)
  • 李秀賢氏記念交流事業(希望者 約40名)
  • 英語落語(1年国際文化科全員)
  • 第2外国語

(3)総合的な探究の時間(LINC)

  • SDGsの17のゴールや世界の課題ついての学習、ポスター発表

②地球市民および平和と非暴力の文化を重視した学習

  • 外部講師による講演会
  • 人権HR
  • 国際理解講演会
  • 国際講座

③校外での活動

(1)ワンワールド・フェスティバルfor youthへの参加
(2)各種ボランティア活動

  • 子ども食堂でのボランティア
  • 市内社会福祉施設でのボランティア
  • りんくうマーブルビーチでの海岸清掃

(3)17さいの作品展へ出展
(4)西日本高校生フランス語スケッチコンクール出場
(5)ユネススクール全国大会
(6)JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト学校特別賞受賞

来年度の活動計画

次年度もこれまでの活動を継続し、発展させて行く。また、コロナウイルス感染拡大の影響を受け、休止している活動についても、方法を工夫し再開できるように取り組む。教科を渡って学校全体としてESDをつなげていき、総合的な学習の時間を活用し、発表や交流の機会を確保する。オンラインなどを活用し、海外との交流の継続に努める。国内の交流活動では、大阪ユネスコスクールネットワークにおける他校生との学び合い交流会への参加を継続する。ユネスコ部のクラブ活動としては、リサイクル活動と海岸清掃、子ども食堂でのボランティア、フードロス削減への活動を続けていく。