2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解

本校は、「いろいろな国の言葉・文化・学校の様子・日本との関係などを知り、広い視野と主体的な行動力を養う。」を活動テーマとして、ESDの実践を進めてきた。
具体的には、国際理解教育を柱に①多文化共生に係わる活動②国際理解に係わる学習を行った。

① 多文化共生に係わる活動
本校には、外国にルーツのある児童が複数在籍しており、子どもたちは日々の教育活動の中で異なる文化や言語を持つ子どもたちとともに生活する経験を積み重ねている。その中で、外国にルーツのある友だちに簡単なあいさつの言い方を教えてもらったり、いろいろな外国の行事の話を聞いたりする姿も見られる。
また、各学年で多文化共生の取り組みを進めている。1年生にはロシアにルーツのある児童が在籍しており、その保護者に来ていただき、ロシアについての話をしていただいた。ロシア語のキリル文字を使って自分の名前を書く体験をさせてもらったり、ロシアについての話を聞いたりする中で、子どもたちは「ロシアって大きいなあ」「すごいなあ」「夏休みが長くていいなあ」などと言いながら、楽しくロシアについて知ることができた。同じクラスにいる友だちの住んでいた国について知ることで、その友だち自身のこともより深く知ることができ、もっと仲良くなりたいという思いを強めた様子が見られた。
② 国際理解教育に係わる学習
主に総合的な学習の時間、外国語活動の中で、国際理解教育に取り組んでいる。
例年は5年生の児童が姉妹校であるニュージーランドのノースロバーン校との交流を行っているが、今年度は新型コロナウイルス拡大の影響で学校に通う人数を制限していた時期が長かったとのことで、交流を行うことができていない。
3年生はいろいろな国について調べて紹介する活動を予定している。子どもたちがグループごとに本やタブレットで調べて発表する予定にしている。

来年度の活動計画

③ 令和4年度の活動計画
来年度も今年度同様、「いろいろな国の言葉・文化・学校の様子・日本との関係などを知り、広い視野と主体的な行動力を養う。」をテーマとして、国際理解教育を中心に取り組んでいく。
① 多文化共生に係わる活動
いろいろな国の言語や文化に触れ、交流することを通し、新たな価値観に出会い、ともに活動していくことを目指す。
② 国際理解に係わる学習
引き続き、姉妹校との交流や外国語などを通し、様々な文化を背景に持つ人々と交流したり、助け合ったりすることのできる力を育むことを目指す。