2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解

本校は、「いろいろな国の言葉・文化・学校の様子・日本との関係などを知り、広い視野と主体的な行動力を養う。」を活動テーマとして、ESDの実践を進めてきた。

具体的には、国際理解教育を柱に①多文化共生に係わる活動②国際理解に係わる学習を行った。

 

①多文化共生に係わる活動

本校には、外国にルーツのある児童が複数在籍しており、子どもたちは日々の教育活動の中で異なる文化や言語を持つ子どもたちとともに生活する経験を積み重ねている。その中で、外国にルーツのある友だちに簡単なあいさつの言い方を教えてもらったり、いろいろな外国の行事の話を聞いたりする姿も見られる。  また、各学年で多文化共生の取り組みを進めている。2年生には、今年度に海外の現地校から帰国してきた児童がおり、国語の学習「外国の小学校について聞こう」の中で、その児童の体験談を同じ学年の児童が聞き取るという学習を行った。言語がわからず苦しい思いをした時期があったこと、友だちが話しかけてくれたことで学校へ行くことがさらに楽しくなったことなどを、子どもたちは興味深く聞いていた。また、同じクラスに日本語が理解できない子どもが来た時にどのようなことができるかということも考えることができた。子どもたちはゆっくり話しかけること、言葉を教えてあげること、遊びに誘ってあげることなど、自分ができることを考えることができた。

 

②国際理解教育に係わる学習

主に総合的な学習の時間、外国語学習の中で、国際理解教育に取り組んでいる。

5年生は6月にテレビ会議システムを使い、姉妹校であるニュージーランドのノースロバーン校と交流を行った。今何時か、学校で好きな遊びは何か、新型コロナウイルス感染症拡大の時期にどんな対策を行ったかなど、双方の子どもたちが訊きたいことを相手の子どもたちに訊くことができた。

6年生はいろいろな国について調べ学習を行った。調べたことをパワーポイント発表にして、保護者の方々にあいさつ、観光スポットなど、それぞれの国のおすすめポイントを紹介することができた。

来年度の活動計画

来年度も今年度同様、「いろいろな国の言葉・文化・学校の様子・日本との関係などを知り、広い視野と主体的な行動力を養う。」をテーマとして、国際理解教育を中心に取り組んでいく。

①多文化共生に係わる活動

いろいろな国の言語や文化に触れ、交流することを通し、新たな価値観に出会い、ともに活動していくことを目指す。

②国際理解に係わる学習

引き続き、姉妹校との交流や外国語学習などを通し、様々な文化を背景に持つ人々と交流したり、助け合ったりすることのできる力を育むことを目指す。