• くきしりつくりはしにししょうがっこう
  • 久喜市立栗橋西小学校

  • Kuki Municipal Kurihashinishi Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費

所在地 〒349-1124 埼玉県久喜市佐間266-1
電話番号 0480-52-0215
ホームページ https://www.kuki-city.ed.jp/kurihashinishi-e/
加盟年 2022

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は、「ESDの視点を取り入れた探究的な学びの推進~生活・総合的な学習の時間を中核とした教科横断的な学習を通して」をテーマとして、ESDを実践している。
ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野のうち、②持続可能な開発および持続可能なライフスタイルを念頭に置いて、生活科や総合的な学習の時間の授業を軸とし、「主体的に目標に向かって行動し、様々なことに挑戦する児童の育成」を目標とした取組を行っている。

【学校全体の取組】
◯教科横断的な視点を「SDGsを目指したESD」に捉え、教育課程を編成・実施することで、組織的かつ計画的に教育活動の質の向上を目指している。
◯ESDで育む「7つの能力・態度」を学習指導案に位置づけ、ESDを推進している。
(7つの能力・態度)①進んで参加する態度 ②未来像を予測して計画を立てる力  ③つながりを尊重する態度 ④他者と協力する態度
⑤コミュニケーションを行う力  ⑥多面的・総合的に考える力  ⑦批判的に考える力

【第1学年の活動】
生活科「わたしのあさがお」
(SDGsの視点) ⑫つくる責任・つかう責任 ⑮陸の豊かさを守ろう
あさがおやサツマイモを栽培する活動を通して、植物の成長の喜びや季節の変化を感じることができた。植物が枯れた後もリースや飾り、輪投げなどのおもちゃに変身させ、植物も同じ命であり、大切にする態度を養った。

【第2学年の活動】
生活科「わたしたちのやさいばたけ」
(SDGsの視点) ⑫つくる責任・つかう責任 ⑮陸の豊かさを守ろう
1年間を通して、様々な野菜をみんなで協力しながら育てた。継続的に野菜を育てることで、植物の日々の成長や変化を感じとることができた。実際に育てたサツマイモを調理し食べることで収穫の喜びを感じ取ることができた。

【第3学年の活動】
総合的な学習の時間「食品アレンジャーズ」
(SDGsの視点) ②飢餓をゼロに ⑫つくる責任・つかう責任
はじめに、町探検を通して学校の周りに「田」は多いが、「畑」は少ないことに気付いた。この気付きをきっかけに、久喜市で栽培されている作物を自分達の手で育て、自ら育てた野菜から様々なものへと活用していくための学習を進めていった。なすの皮を使った検査液作りや、キュウリパック作りなど、様々な活用方法を調べ、実際に自分たちの手で活用していくことで、つくる責任や使う責任を考えることができた。

【第4学年の活動】
総合的な学習の時間「ハートフル!~やさしさいっぱいとどけ隊~」
(SDGsの視点)③すべての人に健康と福祉を ⑪住み続けられるまちづくりを ⑰パートナーシップで目標を達成しよう
地域の老人ホームへインタビューに行き、そこで働く人や生活している人に話を聞いた。施設のつくりや働く人の思いを知ることで、お年寄りの方が快適に生活するために何ができるか考える相手に対する「思いやり」によってできていることに気付くことができた。また、市の社会福祉協議会と連携し、車椅子、障がい者疑似体験を通して、すべての人が安心して暮らせる社会を作ることの重要性と、互いに助け合うことで社会が成り立っていることについて気付くことができた。これらの活動を通して、さらにみんなが住みやすい町について考え、地域に発信していく。

【第5学年の活動】
総合的な学習の時間「防災戦隊Let’s 5!!」
(SDGsの視点)⑪住み続けられるまちづくりを ⑫つくる責任・つかう責任 ⑰パートナーシップで目標を達成しよう
防災をテーマに、自分達の住むまちで大きな影響を与える災害について考え、地域でどのような取組が行われているか調べた。また、防災についての探究を進める中で、防災グッズの必要性に気付き、各グループで湯たんぽ、ペットボトルシャワー、ろ過機などを作った。防災グッズを作る活動、災害図上訓練(DIG)を通して、防災への意識を高めることができた。

【第6学年の活動】
総合的な学習の時間「ペガサスフェスティバル」
(SDGsの視点) ⑪住み続けられるまちづくりを ⑰パートナーシップで目標を達成しよう
地域、情報をテーマに栗橋地区で行われているまつりについて調べ、提灯や神輿を作成した。地域とのつながりや地域の良さ、故郷が心のよりどころになる大切な存在であることに気づけるようにした。様々な観点から、明確な根拠をもって、まつりのためにできることを説明できるようにした。

来年度の活動計画

◯ESDの視点を取り入れた探究的な学びをさらに推進していく。
・生活科、総合的な学習の時間を中心とした教科横断的な学習を推進する。
・児童の興味・関心等を生かし、主体的に取り組む探究的な学習の充実を図る。
◯対外的な取組(市・県外・外国との交流)を推進していく。
・他校との合同授業や教職員の合同研修会を実施する。
・児童にグルーバルな視点をもたせるために、外国との交流を行っていく。

過去の活動報告