• おうてもんがくいんおおてまえちゅう・こうとうがっこう
  • 追手門学院大手前中・高等学校

  • Otemon Gakuin Otemae Junior & Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒540-0008 大阪市中央区大手前1-3-20
電話番号 06-6942-2235
ホームページ https://www.otemon-js.ed.jp/
加盟年 2022

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

「独立自彊・社会有為」を学院教育理念として掲げる本校は、学校コンピテンシーを「探究力」と定め、社会に貢献することのできる人材の育成に努めています。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野においては、特に「地球市民」「持続可能な開発」「文化の多様性」を意識しながら、グローバル教育として、教科の枠を「こえる」、学年の枠を「こえる」、学校の枠を「こえる」、そして国境を「こえる」仕掛けを設けています。また、サイエンス教育として、モノを「つくる」、アイディアを「つくる」、価値を「つくる」、未来を「つくる」仕組みを設けています。

具体的には、中高6年間の主な探究プログラムとして、以下の取り組みを進めています。

中学
〇人間科学探究:自己理解と自己開示を通し、「共感力」を身につけます。
〇SDGs探究:「エコアイランド宮古島宣言2.0」とコラボし、実際に現地を訪れます。
〇まちづくり探究:「仮説を立て、実証を行い、考察する」姿勢を育みます。

高校
〇「Starry Canvas」との連携プロジェクト:「月面基地プロジェクト」を進めます。
〇クエストエデュケーションプログラム:企業から与えられた課題の解決に向けて提案を行います。
〇社会課題解決に向けた提案プロジェクト:社会課題の解決に向けて提案を行います。
〇個人で決めたテーマにおける探究活動:課題解決に向けて個人で取り組みを進めます。

今年度、2023年6月6日~9日に行われた中学3年宮古島学習旅行について、またロボットサイエンス活動報告をさせて頂きます。

中学3年宮古島学習旅行
宮古島市役所で、「探究成果発表会(エコアイランド宮古島宣言2,1)」を開催しました。 この宮古島学習旅行に向けて生徒達は、探究授業のSDGs探究の中で「エコアイランド宮古島宣言2.0のターゲットである、地下水、サンゴ、エネルギー、ゴミ、生物、未来の中から自分達が解決したいターゲットを選びます。 さらに今年度は、この6つのターゲット以外でも自分たちができることがあるのではないかと考えて、プラスワンというターゲットも設けて、探究活動を進めてきました。それぞれのターゲットが掲げているゴールを踏まえてテーマを決定し、自分達でエコアイランド宮古島宣言2.1を創造し策定するという目標にむかって探究活動に取り組み、宮古島市役所にて発表を行いました。 行政の方々や企業の方々からも、年々探究が深められてきているし参考になると非常に高い評価をいただくことができました。また、発表チームを含むすべてのチームの提案発表ポスターを市役所に掲示していただくことができました。
沖縄県宮古島市は宮古島版SDGs「エコアイランド宮古島宣言2.0」として
〇地下水を守る。
〇家庭系ごみ排出量を減らす。
〇エネルギー自給率を上げる。
〇サンゴを守る。
〇固有種の保全。
5つのゴールを掲げ、千年続く共生の島づくりを目指しています。本校中学3年生は、昨年度に引き続き約1年間をかけて宮古島市の取り組む課題の解決に向けて探究活動を進めてきました。今後は、これらのアイディアをどうアクションに落とし込んでいくかが課題となります。

ロボットサイエンス部(Otemon Challenger)

2023年11月7日から9日にパナマで行われましたWRO世界大会に出場し世界各校と交流をしました。
この世界大会では、世界85カ国の代表が国際コンベンションセンターに集結し、お互いのロボットを披露しました。
追手門チャレンジャーチームは、Future Innovators部門に出場しました。
今年のテーマは『Connecting the World』。
私たちは、未来型ガントリークレーンを開発し、効率の良いコンテナの積み込みシステムを提案しました。

大会期間中、在パナマ日本大使館の福島大使や日本人学校の皆さんも応援に駆けつけてくれました。また、グアテマラのチームをはじめ多くのチームとの交流を深めました。
これまで数々の困難にぶつかってきましたが、多くの方々の応援もあり、成果を上げることができたと思っています。
また、「SDGsなどの社会課題をロボット開発によって解決する」という活動は、その主旨から大阪万博の共創チャレンジに認定されています。
2023年12月21日に開催されたEXPO MEETING(天満橋OMM)に共創チャレンジのチームが集結し、お互いの活動を共有するとともに、交流を深めました。
朝から夕方まで、自分たちの活動を紹介したり、他の共創チャレンジの活動をお聞きする中で、たくさんの方々からお褒めのお言葉をいただき、勇気づけられました。
2025年の大阪万博での発表を夢見て、私たちの挑戦は続きます。

来年度の活動計画

次年度の活動内容
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとして2025年に開催される大阪・関西万博には、「TEAM EXPO 2025」という参加型プログラムがあります。その中の共創チャレンジに本校は次の2チームが参加をしており、次年度もより質の高いチャレンジを目指して取り組みを継続していきます。

【追手門大手前SDGs LAB】
宮古島市の行政や環境貢献企業と連携しながら、SDGsを実社会に活かす学びを深めています。その学びの中で宮古島のサンゴ回復支援を目指します。都会でも身近にサンゴ観察ができるように、サンゴを校内飼育し、AI等を駆使して「増殖かつ飼育技術」を専門家の協力を得ながら、生徒主導で探究します。またARやVRの技術を駆使した仮想「宮古島サンゴの海」を現地企業等と共創し、全国の学校にSDGs目標14を教材として提供することを目指しています。これらの共創チャレンジをEXPO2025を通じて世界に発信し学校教育のSDGs加速化に挑戦します。

【Otemon Challenger (追手門学院大手前中高等学校ロボットサイエンス部)】
追手門学院大手前中高等学校ロボットサイエンス部の中高生が、SDGsを実現するために、ロボット開発によって、解決するプロジェクトです。社会問題に向き合い、ロボット開発によるプロトタイプデザインをすることによって、よりよい社会を創造するとともに、次代を担う人材育成を目指します。さらに産官学連携により、大阪のものづくり文化の再認識と国際発信に繋げたいと考えています。

過去の活動報告